【携】ApplePayの挙動

 iPhone7導入に伴い、さっそくJR東ご自慢の電子マネーSuicaをiPhone7に食わせたハイウィズ鯖の中の人です。これまでApplePayなんて遠い世界の話かなと思っていたら、発売から3年後に自分がその体験をするとは思っていませんでした。なお、当時の7の価格が128GBモデルで税込90,504円でした。そんな天文学的なモデル買えるわけないと!iPhoneSEとなったわけです。確かiPhoneSEはあまりにも高騰してしまったiPhoneの廉価版としての位置づけだったはず。そのため64GBでも5万円程度で手に入りました。それが、今、iPhone7のフリーSIM版の値段「66,744円(税込・送料無料)」なのですよ・・・当時俺つえぇぇぇぇと誇らしげに7を持ち上げていた方は今どう感じているのか聞いてみたい気も・・・(´・ω・`)
 まぁ、iPhone7には標準でApplePayが搭載されています。Suicaや対応しているクレジットカードを登録すればApplePay対応の店舗でカードリーダーにかざすだけで決済ができます。ほぼ財布不要説が成立するわけです。○PayみたいなQRコード以上に安全性も高い決済方法なので多用はしていきたい。ということで、iPhone7到着したその日の夜にJR東の駅でSuicaを購入して捕食。

★ SuicaのApplePay登録
 必要なのはSuica1枚。無記名式でも記名式でもどちらでも登録ができます。生年月日の入力が増えるぐらいなので、オススメは無記名式を用意しておきましょうデジポット(預託金)込で2000円で購入した無記名Suicaを登録するのですが、単純にWallteアプリで読み込むだけ。あとはJR東側の利用規約などが表示されるので最後まで確認しOKを押せばApplePayに登録される・・・とても簡単。所要時間は5分ぐらい?
 なお、ApplePayに登録したSuicaは使えなくなるので、特別なSuicaをApplePayに登録すると大変なことになるので気を付けましょう・・・。ここで気になるのはデジポットなのですが、このデジポットはApplePayに登録したのち自動的にチャージされます。結果2000円分丸々使えることになります。足りなくなったら現金チャージ。これはどこでもできます。コンビニでもセブンのATMでも可能です。(使えなくなったSuicaはiPhone7の箱の中に入れておいた・・・)

★ クレジットカードの登録について
 ApplePayにクレジットカードを登録するのも簡単・・・なのですが認証に手間取ることが少々。ApplePayが登場した当初から対応していたビューカードさんの場合、会員情報や個人情報など必要な情報に加え、直近の利用履歴などをきめ細かに質問されました。最終的には認証して頂けたので今はApplePayとして利用する事はできますが、利用するカード会社によっては登録に時間がかかったり、直近の利用履歴を質問されたりするかもしれません。なおSuicaとは異なり、ここでクレジットカードを登録したとしてもカードが使えなくなることはありません。

★ ブランドデビットカードの登録と挙動について
 ブランドデビットカードとはクレジットカードブランドのついたチャージ式のカードの事で、大手キャリア契約者であれば・・・ドコモならDカード、ソフトバンクならソフトバンクカード、auならau WALLTEの3種。TマネーやおさいふPontaもこれに該当します。一部の銀行でも口座と連動したブランドデビットカード式のキャッシュカードを発行するなど急速に普及が進んでいます。
 ブランドデビットカードは未成年者でも保有する事ができるので、クレジット決済が可能なサービスで利用できます。ただしガソリンスタンドなどの『0円オーソリ』を主体とする取引形態をとるクレジット加盟店では使えません。

※ 0円オーソリ → カードの有効性を確認するため本決済の前に数円の課金などを実施すること。ガソリンスタンドや高速道路料金、インターネットサービス、月額料金の請求などで用られている。(名称は人や店舗それぞれですが内容は同じです)

 ここを踏まえてある実験をしてみました。au WALLTEはApplePayに対応しています。(ブランドデビットカード版とクレジットカード版両方OK)そして、実は昭和シェル石油の給油所も決済方法としてApplePayが使えます。上記の通り「au WALLTE」などのブランドデビットカードはガソリンスタンドで使うことがほぼできません。(ただし、au WALLTEは出光系のガソリンスタンドなら利用可能です)
 しかし、ApplePayに紐づけされた場合どうなるのか?それを確認してみることに。某昭和シェル石油さんでApplePayに挑戦。まずはその前にブランドデビットカードを入れた場合(今回はau WALLTE)の結果は以下の通り・・・



 ・・・というわけで使えません!通信しようともしません。問答無用ではじかれます・・・(´・ω・`)
 ・・・では、ApplePay=QuickPayの場合はどうか。昭和シェル石油の場合、ApplePayのマークがあった場合決済方法は「QuickPay」になりますので、迷わずQuickPayを選び、iPhone7のWallteアプリからau WALLTEを呼び出して接触させると・・・

 クイックペイ♪♪ と音はなり、画面も完了と表示され問題なく利用できた・・・かに思えたのですが・・・



 まさかのエラー画面。
 あれっここってApplePay使えますよね?と店員さんに聞いてみて、何度か挑戦してみたのですがやっぱり同じエラー。原因はやっぱり元のカードが非対応の加盟店だったため、ApplePay経由の決済ができなかったらしい。
 ApplePay(QuickPay) → au WALLTEの管轄するカードセンター → オーソリ処理・・・という流れらしい。昭和シェル石油はブランドデビットカード自体の取り扱いを切っている状態なのでカードセンターへの照会すらしないため、ApplePayから先にいかずエラーになったらしい。
 成功していれば、ApplePay使えるガソリンスタンド多いので、ガソリンも出光以外で無双できると思ったのですが現実は甘くなかったようです・・・_| ̄|○
 まぁ、出光と昭和シェルは経営統合したので、後々出光でPonta、昭和シェルでau WALLTEは使えるようになりそうな気もしますね。先に特大経営統合を果たしたENEOSも今ではそれぞれのブランドでできた決済ができるようですし・・・

 それ以前に、ブランドデビットカードも普通のクレカみたいに使えるようにしてほしいところなのですが、0円オーソリという仕組みがなくならない限り無理なんだろうなぁ・・・(´・ω・`)