【鯖】HW鯖の近況

 実はいろいろとあって更新ができていなかったのですが、ハイウィザード鯖は2022年で11年目を迎えました。
 2011年の夏から秋にかけて習得したLinuxの技術を生かしながら、参考書とにらめっこしながらIRCとTeamspeak3を構築。そのほかいろいろと変わり種のサービスも提供したり廃止したりを繰り返してきました。当初はCeleron搭載の激安ジャンクノートPCをサーバーとして使用し、ジャンク品で購入した500円の業務用ルータを駆使して運用が始まりました。光回線を開放してのWebサーバー運用は当時としてはすごい体験だったなと思っています。

 また、IRCについては未熟な私を受け入れてくれたFriendChatの管理者の皆様にとても感謝しています。いろいろとアドバイスを受けながら、現在まで運用できていることに感謝の気持ちでいっぱいです。

 2015年ぐらいになるとノート型のサーバーに別れを告げて、デスクトップ型のサーバーへ移行します。拡張性も増し、幅広い運用ができるようになりました。2019年ごろには仮想化で運用する体制へシフト。KVM-QUMEを活用した仮想化でサーバーを運用していました。しかし、近年のハード構成から見ればかなり時代遅れの構成で、効率も悪く、そして電気代がかかるマシーンになっていました。データ鯖としての活用もあったため、1台のサーバーにHDDが10台以上連なり、一つ故障する度にサーバーが停止する悪循環へ。2021年2月には完全に故障していまい長期停止を招いてしまいました。

 そこで、今回資金面はギリギリだったものの、今後のことを見据えて新しいノートパソコンを購入。出張先でもゲームを楽しみたいなーと思いドスパラのBPブランドの「ガレリア」のノートを購入しました。
 購入により開いたメインノートの富士通製ノートパソコンをハイウィザード鯖に転用することになりました。HDDを大増量してLinuxをインストール。これまではCentOSを使っていましたがサポート終了で新しいディストリビューションに移行。構築を軽く済ませ、修復作業を継続した結果2022年2月中旬までには復旧、新体制でハイウィザード鯖を運用することになりました。

 前のハイウィザード鯖の構成は650W電源をフル稼働で使っていたので、1日450円程度の電気代がかかっていました。30日にすると13500円とかなりの電気代になっていました。これは怒られても当然。今回の改良で最大でも120Wと抑えられているので、節電効果はばっちし。多少のスペックダウンになるものの、最低限のサービスは提供できる状態になっています。

 また、ボイスチャット「Teamspeak3」についてはライセンス料の関係から廃止することとしました。2011年から2015年にかけては多くのユーザーに利用していただけたサービスでしたが、後に後継のサービスが相次いで登場。実際のところTeamspeak3を利用するユーザーの大半はDiscordへ移行しており、私がTeamspeak3を使ってサービスを提供するにはもう時代遅れの状態でした。それでも利用者はいたためサービス継続を目指し、非営利ライセンスからライセンス購入に検討を重ねましたが、ライセンス料が1年で数万円かかるなど、実体とコストが釣り合わないことが判明。これはあきらめたほうがいいだろうと思いTeamspeak3を廃止しました。現在はIRCのみですが、持続可能なサービスを今後も検討し進めていきたいと思っています。

 長く慣れ親しんだCentOSが実質的になくなり、別のOSを使い始めた中で、この界隈も時代変わっていくな・・・と思いつつ、自らも変わっていかないとと反省する日々。それでも昔のほうがよかったと思うことは多々あり、懐かしみながら、今日もコンソールをたたいています。今後も皆さまに快適な交流スペースを提供できるようにいろいろとやってきたいと思っていますのでよろしくお願いします。