【創】平成最後のガタケットから令和へ

 2019年4月28日開催の「ガタケット163」お疲れ様でした。中の人、ハイウィズ鯖の管理人でした。平成時代最後のガタケットということもあり、会場の「新潟市産業振興センター」は多くの参加者で賑わっておりました。一部、上越新幹線の停電の影響もあり、到着が大幅に遅れる参加者などや周辺のスタジアムでのコンサート(?)イベントの影響もあってか、少しカオスな感じ(?)もありました。やはり平成時代最後で10連休というプレミアムな「ガタケット163」において、私は「情報魔導師」というサークル名で参加させて頂いておりました。



 今回は初めてのオリジナル小説の配布ということで満を持しての参加・・・という割には細部に準備が足りなかったりもあってバタバタのサークル運営でしたが、同人誌の配布あるあるの成果だったと思います。主にTwitterのフォロワーさんとの交流がメインでしたので、概ね順調なガタケット163だったと思います。



 最後はいつもお世話になっている五徳屋十兵衛さんでお食事です。まずはハニトーを知人で頂き・・・



 カウンター席のお客さんとマスターと女将さんで楽しいトークで盛り上がりました。バブル期の話から未来の話まで、まさに昭和から平成、平成から令和にふさわしい濃厚なお話でした。



 本日のプレミアムなお酒は秋田から。甘い感じですっきりしたお味でした…(*´Д`)

 今は新潟がとてもお熱いようで、私も初めて計画を知ったのですが総事業費1000億円!?の大プロジェクトがあるらしいのですよ?なんと、世界一のスタジアムパークを建設、その名も『NIIGATA GLOBAL DOME』計画という構想もあるらしく?。建設場所はガタケットの会場近くにある新潟スタジアム(デンカビッグスワンスタジアム)と新潟県立野球場(HARD OFF ECOスタジアム新潟)の向かいに多目的興行・商業施設を建設するもので、付近は新潟中央ICや新潟亀田ICとのアクセスも良好という立地を生かしつつも、新潟駅や新潟空港からのアクセス改善としてモノレールの建設なども計画されているらしいです。大型興行施設なのでスポーツ観戦はもちろん、大規模なライブも可能。収容人数も国内いや世界最大級というすごい計画です。既に用地は確保されているらしく、あとは事業費などの調整だけとそれなりに話が進んでいるそうです。完成すれば、大規模なコスプレイベントだったり、ガタケットもグローバルなスタジアムで開催できるのかもしれません。モノレールで新潟駅からダイレクトアクセスも魅力的だなぁと感じました。今は新潟がとても熱い。



 懐かしい看板を見つけました。2年前の秋まで営業していた『揚物語』さん。看板の字体からわかる通り『化物語シリーズ』のコンセプト居酒屋でした。まったりしやすく、とにかく揚げ物が美味とあって閉店直前まで新潟へ行った際は必ず立ち寄っていた居酒屋さんでしたが、無念の閉店。一応、別の場所で営業を再開したいという思いを残し・・・3年目を迎えたときに見かけた看板。一部の方々から新潟の揚物語さんが別の場所で営業再開!?という話題を小耳にはさんだので情報を探しましたが形跡はなく…そして見つけた写真の看板。元々店舗があったビルにあります。しかしそこで営業している雰囲気もなく…看板だけ残っている感じでした…残念_| ̄|○
 でも、思い出が詰まった場所だったので、平成最後に再度拝見できてよかったです。揚物語さんにまたお会いできること楽しみにしております。

 看板を見つけた後は隣接するアニメイト&メロンブックス・・・などが入るビルで衝撃的な表紙だったヒプノシスマイクの「帝×幻」本をGETしつつ、新潟市内の古旅館さんに戻ってきた感じです。新潟駅周辺のネットカフェは連休とあって満席御礼だったらしい。ホテルも回転率が高く、外から窓を見れば埋まっている感じでした。いつも立ち寄るラーメン屋さんも真夜中だというのに満席でいつ空くかわからないということで、五徳屋さんでのディナー終了後そのまま戻った、古旅館さんの利用者は・・・なんと!GWで10連休の書き入れ時にも関わらず私だけ・・・という感じでした。意外と言えば意外。ちなみに今日(29日)以後はぼちぼち予約は入っているそうですよー?これから新潟へお越しで観光を考えの方で、まだホテルを確保できていない方は古町や下町の旧市街にある旅館を狙ってみてはいかがでしょうか?

 私の10連休ですが、実はガタケ関連の日程が終わる29日の夜以後は基本的に出歩くことなく、自宅でゆっくりと、汚部屋の掃除をしたり、ごみを整理したり、コスのウィッグを調整したり、小説を書いたりとして過ごす予定です。まだ7連休あるよ!本来なら30日~5月2日までは平日で仕事なのですが、今回は平成→令和という特別な年で10連休。全然そんな気はしないのですが、有効に10連休を活用したいですね。たぶん人生で二度とない10連休だと思うので、計画的に…
 次回のイベント参加は2019年6月30日の『ガタケット164&新潟コミティア51』になります。今回のサークル参加の実績を踏まえて、新潟コミティアの方で申し込みを行いました。次回開催は令和元年の初めてのガタケット(コミティア)になりますね。第一話頑張ります!コスプレイベントでは5月19日(日)のコススト、6月9日の長岡市内のコスプレイベントになります。6月9日のイベントは完全定員制のため既に締め切ったとの事で…割と注目されているイベントのようです。懐事情に都合がつけば、5月25日~26日の『コスプレガタケットSP 石油の里』のコスプレ参加も視野に入ってくるかなーという感じです。同人誌即売会においては、まだガタケット事務局さんで8月以後のアナウンスがありません。細部までは調整済みと前回のガタケット162でアナウンスされていたので、8月以後のスケジュール正式発表か!?と参加者一同関心を持っていた…ところ、大人の事情都合でまだ公式アナウンスできる状態ではないそうです。ただ、近々発表するのでもう少し待ってくださいとのコトでした。それに合わせて申し込みを行う予定です。
 がたふぇすも開催が決定(2019/10/12~13)しましたし、体調も昨年比と比べればとても良好なので、脳内の回転率も若返りした感じもするので、健康に留意しながら楽しく交流活動をしてきたいなーと考えております。

 平成最後のガタケット。参加されました皆様と交流をさせて頂けました皆様に感謝を申し上げて、現地新潟からのレポートでした。ありがとうございました!

【創】ガタケット163参加します【B-06b】

★ ガタケット163 サークル参加情報
開催日 : 2019年4月28日(日)
会場 : 新潟市産業振興センター
ブース : B-06b

 ・・・大変お待たせしました。いよいよ10連休スタートとなった、ハイウィズ鯖の中の人です。色々と創作環境が不安定でしたが、この度平成時代最後のガタケットとなる「163」にサークル参加をさせて頂くことになりました。平成の最後で新刊本を出せる喜びを感じながら、当日皆様と交流できることを楽しみにしております。何卒よろしくお願いします。

 今回の新刊から完全オリジナル創作の第一歩として、本文の第0話的なお話をご用意いたしました。老舗MMORPGの中で過ごす上位魔導師の青年と訳ありでネットカフェからプレイしている女子高生のお話をテーマに描いています。ページ数は18ページと少なめですが、まずはファーストステップな内容になっています。

 情報システム・鉄道・オンラインゲーム・・・色々と混ぜちゃっている構想の小説企画の第一歩なので、興味を持たれた方はぜひお求めいただけたら幸いです。

 今回は創作に専念したので、コスプレの予定はありません。フォロワーさまのお写真撮影などの活動は予定しておりますが、当日お会いできた皆様との交流を大切に、楽しいひと時を過ごさせて頂けたら幸いです。サークル『情報魔導師』の記念すべき新刊本もよろしくお願いします。

【鯖】LinuxでWindowsでFF14を遊ぶ

 長らく音信不通状態だった(?)ハイウィズ鯖の中の人です。いえいえ、3月から今月にかけて色々と忙しく、充実した日々だったのでブログを更新する都合ができずじまいでした。当方はGW、10連休が決まり、4月28日は平成最後のガタケット163と・・・仕事面では新しい担務も増えて、忙しい令和元年を迎えそうです。
 3月17日には「大洗海楽フェスタ2019」3月21日には「ガタケット162」が開催されて、それぞれ参加していました。こちらのレポートは10連休の時にでも考えていますので、少しお待ちください。
 ・・・あとは3月29日の金曜日夕刻から4月5日の夜まで、ハイウィザード鯖の「Teamspeak3」サーバーが予期せぬ停止をしていたらしく、長期間ログインできない状態でした。こちらについても深くお詫び申し上げたいと思います。もしIRCやTS3を利用中に長期間ログインできないなど不都合があれば遠慮なく、ハイウィザード鯖の公式Twitter(https://twitter.com/Highwizard_Biz)へDM頂ければ対応させて頂きたいと思います。今後ともハイウィザード鯖をよろしくお願いします。



 さて、今回のお代は、予てから不調だった我が家のデータサーバーの復旧記です。通称クルル鯖と呼んでいる、総容量10TBのクルル鯖。実質CentOSでNASをやっている感じのサーバーだったのですが、マザーボードが2008年製とかなり古く、震災を乗り越えた2年後にLinuxサーバーとして転用。その後はハイウィザード鯖の最新化によってデータ鯖になっていた・・・経緯です。年式が古くエラーも頻発していたのでそろそろ交換かなーと思っていたら、マザーがぶっ飛びまして、HDDも不調に。我が家のPC環境も用途別にデスクトップPCをサーバーにしてて電力も気になるし、あまり使用していなかったFF14対応のPCを新生「クルル鯖」として甦させるように設計を始めました。

目標・・・CentOS(Linux)で仮想化→Win10でFF14をプレイする!

 CentOS(Linux)で仮想化をするのは特段難しいことではなく、安価に手軽に仮想化することができます。Windowsだと「VMware Workstation」といった「VMWare」製品が有名ですが、LinuxではKVM(QEMU)を使います。しかもLinuxはフリーなOSなので、誰でも自由に構築できるほか、今回の用途のようにNASをやりつつも、たまーにはWindows10を起動させてFF14をプレイ。というような使い方も可能です。1台2役といったところでしょうか?

★ 環境面と用意したもの
【構成】
OS : CentOS Linux release 7.6.1810 (Core)
CPU : Intel(R) Pentium(R) CPU G4400 @ 3.30GHz
メモリー : 24 GB
GPU : NVIDIA GeForce GTX 750 Ti
 ゲストとして「Windows10 Pro 64Bit版」をインストールします。24GB中10GBを割り当て、ハードディスクは全容量15TB中1TBの領域を割り当てます。クルル鯖・・・驚異の15TBあるのです。まだまだ増やせるよ・・・(何
 CentOS7をインストールする前に必要なハードウェアをそろえておきます。ただ単に「QEMU」などの仮想化プログラムを導入するだけでは不足するため、付随するものを準備し、あらかじめ設定しておきます。特にGPUはパススルーを行わないといけないため、マザーボードのBIOS設定で「VT-d」や「I/O Virtualization Technology」の項目を有効にしておく必要があります。パススルーを行うと指定したデバイスはホストPCから切り離されるため、PCIバス対応のUSB拡張ボードでホスト内臓のUSBとは違うポートを用意したりすることも重要だとおもいます。
【必要だったハードウェア】
① USB3.0増設ボード(PCI Express x1接続用)
② ディスプレイ2台(一つはCentOS7用としてオンボード接続、もう一つはHDMI対応のPCモニターでこちらはグラボに接続)
 USB拡張ボードが必要な理由はマザーボードのUSBコントローラーをパススルーした場合、Linux側での制御ができなくなるため。ディスプレイが2台必要なのは上記理由と同じ。(オンボード側出力とグラボ側出力両方にディスプレイを接続しておく)

★ CentOS7の導入からGPUパススルーまでの手順
① CentOS7インストールメディアから「最小インストール」を行う。
※ 最小インストールを選択するのは標準通りインストールすると旧バージョンの「QEMU」などが入ってしまい後々苦労するため。
② 開発ツール関連のインストール
#yum -y groupinstall ‘Development tools’(←開発系ツールのインストール)
#yum -y install zlib zlib-devel glib2 glib2-devel ncurses-devel SDL-devel(←QEMUインストールに必要な開発ツール)


③ QEMU(KVM)関連のインストール
※ 普通にyumインストールするとヴァージョンが低いQEMUがセットアップされるため、事前に最新版のリポジトリを入れてからセットアップする。
#yum -y install centos-release-qemu-ev (←リポジトリのインストール)
#yum install -y qemu-kvm-ev qemu-img-ev virt-manager libvirt libvirt-python libvirt-client virt-install virt-viewer(←QEMU関連のインストール)
#systemctl enable libvirtd(←libvirtdの自動起動設定)
#systemctl start libvirtd(←libvirtdの起動)


【 GPUをCentOS7に読み込ませない(GRUB_CMDLINE_LINUX行の末尾に「intel_iommu=on nomodeset」を追記 】
#vi /etc/default/grub(←GURG=ブートローダーの編集)
GRUB_CMDLINE_LINUX=”(色々記述がある一番最後に・・・右を追記する→)intel_iommu=on nomodeset”
#grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg(← GURBの再構築)
#reboot (←CentOS7を再起動させる。この作業で「IOMMU」が有効となり、GPU含むドライバーも読み込まれない → パススルーする初期条件が整う)


③ GUIで仮想マシンをセットアップしたいので、GNOME Desktopを導入。
#yum groupinstall “GNOME Desktop”
ランレベル(ターゲット)の変更
#systemctl set-default graphical.target
#rm ‘/etc/systemd/system/default.target’
#ln -s ‘/usr/lib/systemd/system/graphical.target’ ‘/etc/systemd/system/default.target’


④ GPUをパススルーするにあたって、UEFIモードでWindowsが入るように設定する。
OVMF のセットアップ
#vim /etc/yum.repos.d/kraxel.repo
 include=https://www.kraxel.org/repos/firmware.repo(←追記)
#yum install edk2.git-ovmf-x64(←OVMFのインストール)
#vim /etc/libvirt/qemu.conf(←追記内容 ※検索で「nvram」の記述あたりに以下文を記述)

nvram = [
“/usr/share/edk2.git/ovmf-x64/OVMF_CODE-pure-efi.fd:/usr/share/edk2.git/ovmf-x64/OVMF_VARS-pure-efi.fd”,
“/usr/share/edk2.git/aarch64/QEMU_EFI-pflash.raw:/usr/share/edk2.git/aarch64/vars-template-pflash.raw”
]

#systemctl restart libvirtd(←追記が終わったらlibvirtdを再起動させる)

⑤ GNOMEデスクトップの システム → 仮想マシンマネージャー で起動させて「仮想マシン」を作成。Windowsをインストールする。
 このとき、チップセットは「Q35」をブートシステムは「UEFI」を指定し、HDDとCDROMは「SATA」を選ぶ。(IDEを選ぶとエラーになり、SCSIを選ぶと今度は仮想ゲストで正しく認識されない)
 パススルーするPCIデバイスも選択。GPUをパススルーするときは、初期で登録されているディスプレイアダプターやビデオを削除する。細部の設定が完了したら最後に「インストールの開始」をクリックし、仮想ゲストを作成する。ネットワーク設定についてはブリッジ接続が良いとする文献が目立つものの、設定が面倒くさいことや失敗したときのシステムへのダメージも大きいため「Default(NAT設定)」でインストールを行うことをお勧めしたい。

(実は別にPCI接続のLANボードをパススルーしたり、すべてのセットアップが終了したのちにパススルーしているUSB増設ボードにUSBのLANアダプターを刺したりすることで個別にネットワーク環境を構築可能であり、そのほうが手軽で無難)

⑥ 平行して「virsh edit」で「Error 43 : Driver failed to load」対策を行う。これはNVDIAのグラフィックボードはKVM(QEMU)を使用しての利用に対応していないためQEMUのデバイス番号を変えないといけないため。

#virsh edit (仮想マシン名)
<features>
<hyperv>
<vendor_id state=’on’ value=’whatever’/> (←追加)
</hyperv>
<kvm> (←追加)
<hidden state=’on’/>(←追加)
</kvm>(←追加)
</features>


⑦ Windows10のセットアップをガイダンスに従ってセットアップする。
⑧ Windows10のインストールが終了したら「NVIDIA GeForce GTX 750 Ti」のドライバーをインストールする。ドライバーはNVIDIA公式でダウンロードができる。
⑨ インストール後はWindowsを一度シャットダウンし、仮想マシンマネージャーも一旦終了する。
⑩ 仮想マシンマネージャーを再度起動させ、Windows10を起動させる。
⑪ ディスプレイが正常な解像度で表示されていたらすべての作業が終了。デバイスマネージャー等でグラフィックボードが正常動作していることも確認できれば完了となる。



 CentOS7でのKVM=QEMU仮想化環境のWindows10なFF14ベンチマークは「非常に快適」のご評価を頂きました!
 仮想ゲストのGPUパススルーは意外と難しい分野になると思うのですが、基本を押さえればなんとかなりそうな感じでした。現状CPUの仮想化は誰でも楽にできるのですが、GPUの仮想化まではなっていなくて、ホストにGPUを読み込ませず、仮想ゲストのOSだけにGPUを読み込ませる必要があることを抑えれば、あとは楽にできる感じです。(そのためディスプレイが2台必要・・・zzz)
 Linux側ではSSHなどでほとんど制御ができるため、普段はサーバーとしてのLinux。FF14などのパワーのある遊びをしたいときはWindowsを仮想マシンマネージャーから起動させて楽しむ。新しいライフスタイルの提案としては良いのではないでしょうか?
 ある意味、Macの「BootCamp」みたいなことがLinuxでもできるという点ではメリットも多く、これまで電力消費の高いデスクトップサーバー3台を2台に減らせたのは大きな省電力の一歩ともいえるかもしれません。

 2月~3月ぐらいにNAS代わりだったデータサーバーのクルル鯖の不調から1か月半にしてようやく安定してきたので、やっとガタケット163の準備に・・・(おい
 大丈夫です。物語の土台になるお話はできているので、頑張って形にしていきたいと思います。4月28日、平成最後の「ガタケット163」でオリジナルの小説を出すという・・・平成最後のガタケットなので・・・ここは頑張らないと・・・いけない・・・
 何かと忙しい4月ですが、これからのためにも楽しくやっていきたいですね。新年度もどうかよろしくお願いします。