【情】古いノートに愛の手を。

 実は遠征の時も日常の時も使っているマイノートの調子が悪くなり、起動不良に見舞われました。2016年に購入した中古のノートPC。当時はまだWindows7支持という中で、Win10の無料アップデートもあって長々と使っていました。
 しかし、今年の夏ぐらいにWindows11が発表されると、このノートもお別れかな?と感じています。本当は今月の収入で新しいノートでも買おうかなと計画していたのですが、日ごろ乗っている愛車がまさかの車検満了→車検不合格で新しい車を買うことに・・・そのほか必要経費も確保しなければならず、FFXIVが動くゲーミングノートはまだまだ先になりそう。頑張ればゲーミングノートは10万円ぐらいで。今月からWin11搭載PCも発売される中、頑張れば手が届くので、じっくりと貯蓄したいな・・・。

 復旧作業はデータのバックアップが伴う内容なので、せっかくだから一度SSDを空にして、CentOS8を入れてみる事にしました。フォーマットして、CentOS8のインストールメディアからセットアップを実施して、CentOS8を入れていきます。
 セットアップ条件はサーバー(GUI利用)で行い、領域のカスタム設定でLinux向けに150GBと残りをフリーに割り当てます。
 セットアップ完了後CentOS8を立ち上げて初期設定を行いつつ、仮想化の導入を行います。私が愛用している仮想化システムは「KVM」と「QEMU」を導入します。導入後はWindows10をインストールします。インストールを行ってCentOS(ホスト)とWin10(ゲスト)を両方起動できる状態にしたら・・・

 実はTPM2.0のエミュレーションを手軽にLinuxへ導入できるのです。「swtpm」「swtpm-tools」の二つをCentOS8へインストールします。普通にdnfでインストールができます。インストールが終了したら、QEMUのxmlファイル(ゲストの設定ファイル)を編集し・・・

<tpm model=’tpm-tis’>
<backend type=’emulator’ version=’2.0’/>
</tpm>

 この3点を</devices>の上に記述して保存、ゲストのWin10を立ち上げます。立ち上げてWin10のデバイスマネージャでTPM2.0を認識していることを確認します。ここまでくれば何をしていたのか、そうWindows11のセットアップの準備をしていました。

 この後はWin10の初期設定を行いつつ、レジストリを編集し、Windows11のシステム要件をチェックしない設定を施し、ゲストのOSをWin10からWin11へアップグレードしてしまいます。
※ Windows 11 をインストールする方法 でMS公式がレジストリの設定方法が記述。勿論、大きな文字で「お勧めできません」の文字もあります。完全自己責任の領域に・・・(´・ω・`)

 ざっくりと説明すると以上の方法で、古いノートパソコンにも仮想化という愛の手があればWin11を導入することはできる・・・というお話でした。実はFFXIVを入れているPCで試験的に何度か実験をしているWin11インストール方法なのですが、この方法でTPM2.0がないPCでLinuxを起動させてからのWin11の起動は可能です。ただし仮想化のデメリットである1つのリソースで2台分のリソースが必要になるため動作はもっさりします。古いCPUにメモリも限りがある中ではこの方法は中々取りづらい。Win11が導入できても使い勝手が悪く実用性も程遠い内容のため、ノートPCでは難しいのかなと感じています。やっぱり「買え!」ってことなんでしょうねぇ・・・そりゃそうだ。

 ・・・というわけで本当はカメラとかで写真を撮りながら作業をすべきでしたが、あまりにもモッサリかつgdgdだったので、参考にならないと思い写真は撮っていません。ただ、リソースがたっぷりなゲーミングデスクトップで実用可能か、後ほど検証する予定なので、そちらでまた解説ができればいいなと思っております。

 新型コロナの新型株が再び賑やかとなっているので、またか・・・と思いつつも忙しい師走を乗り越えて頑張っていきたい今日この頃。あぁ財布が寒い・・・( ;∀;)