【近】本当なら。

 今日、28日は新潟コミティア53の開催日でした!
 新刊はこれまで出していた第3話・・・でしたが・・・中止・・・/(^o^)\
 先月の終わりにガタケット事務局から中止の通達が・・・。返金対応となりました。

 参加申込していたイベントが中止・返金になったケースはこれで2回目。1回目は10年前のRAG-FES。当時ROの運営会社主催のファン感謝祭がビッグサイトで開催される予定でした。しかし東日本大震災の避難者受け入れでビッグサイトが使えなくなり開催延期。同人誌即売会のみが中止となり、返金対応となったのです。(ファン感謝祭自体はその後最寄りのディファ有明で開催されたが・・・ROにとって聖地ともいえる場所だったが・・・今や存在せず)
 
 もしコロナ禍がなく、正常な状態であれば今頃は新潟市内のいつもの古旅館で詰めの作業をしていたと思います。あとは夜の古町に繰り出して関係者と飲む。そんな夢が・・・。

 コロナの影響は私の懐事情も直撃していて、2020年度はほとんど対外交流ができませんでした。2020年1月のビッグスワン開催のガタケット、その1週間後の仙台イービーンズで開催された同人誌即売会お手伝いのみ。そしてコロナ禍経済悪化の被弾と散々な年度になりました。それでも数回、五徳屋さんのコスストで撮影しながらモチベーションを維持していました。いつも撮影を快諾してくれた方には一度も会えずに。最後に撮影して頂けたお写真は部屋に飾って、再び輝ける自分を取り戻せるようにと。最後にコスをした昨年12月はメイクが楽しかったなーと。

 東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)から10年後。まさかこんな事態になっているとは思ってもいなかった。3・11の祈りの時間。マリンゲート塩釜の屋上で祈りを捧げつつ、この先がどうなるかという心配が支配する。


↑ 2021年3月11日14:46のマリンゲート塩釜の展望スペース。10年前ここを大津波が襲った。イオンタウン塩釜とマリンゲート、本塩釜駅やマンションは孤立状態に。その後デッキが整備されてマリンゲート塩釜とイオンタウン塩釜は津波や災害時でも連絡できるようになった。

 新型コロナという国難をどう乗り越えるか、次の10年をどう動くか、真剣に考える日々で、結論から言えば今までのような生活はできないと判断し、この街を去る決断をしました。具体的な時期は未定ですが、一部コスプレ衣装も廃棄、譲渡したりして身の回りを整理しています。断捨離と言えるほどではありませんが、身軽に・・・と考えています。

 今年で10年目を迎えるハイウィザード鯖。運用スタートも震災がきっかけで10年間運用を続けていましたが、ここ数年はDiscordなどのツールが発達したことで利用率が下がり、コストが上昇しています。今までは自分のリソースの余力で運用していましたが厳しい状態になっています。コストカットの為、仮想化を導入しサーバーを1台に削減して電気代を削るなどの対応をしても、割高な光回線料が重みになっています。今後、安価なクラウドサービスへの移転も含め、可能な限り継続できるように努めますが、IRCやTeamspeak3によるチャットサービスは今後見直しの対象になる可能性があります。転居後に再開、元通りできる可能性はあります。ドメインの権利はあと6年以上残っていますし。

 仮想化の技術は10年前の職業訓練で学んでいるのですが、今回の仮想化は完全Linuxだけでやるという面ではとても楽しい構築だったわけですからね・・・この楽しい!を糧にハイウィザード鯖があるようなもの。この灯だけは消したくないのです。その為に次の10年を真剣に考えなければ・・・

 20歳に契約したクレジットカードも来月解約する予定です。転職先も大きく収入が下がる見通しでカードを持てる身分ではなくなりました。震災後カードの仕組みが大きく変わり、携帯電話キャリアでも発行するブランドデビットカードが普及しました。(銀行によってはキャッシュカードにその機能が付与されていることが多くなった。ゆうちょ銀行は斜め上を行っただけ)クレジットカード決済のように使えますが、ガソリンスタンドや高速道路料金、インターネット利用料など使えない制約があるものの、それ以外はクレカと差異はありません。ETCカードも高速道路会社が発行するカードにすれば・・・その預託金が高けぇ(2万円から作れるが私の遠征頻度だと4~6万円コース)
 ただ、高速道路の料金所が全部ETC化される以上、ETCカードは作らないといけなしなぁ。せめて一般レーンに無人の自動精算機を1台置いてくれたっていいじゃん。

 週明けから新年度が始まります。コロナ禍や収入マイナスとか様々な負のデバフがつけられている状態での新年度の幕開け。もはや東京五輪なんて関係ない、未来のために動く。その為の「エア新潟コミティア」開幕じゃぁ!

 すこし気持ちが軽くなったところで2020年度は人生について考えることは多かったです。コスプレ活動や同人活動、その他さまざまな場面で、これからの自分がどう動くべきか。幸せに生きるためには・・・とか。その答えが、それが終着点であって。ただ終着点ではないんですよね。何々できたからゴールではなく、スタートでもあるので。特に今の状況では、思い切った活動もできないわけですし、少しでも身軽に、気にせず、追求するには大きく動こうと教えてくれた1年だったと思います。できる事は限られていますが、最大限努力は続けたいと思います。

 今日の新潟コミティアに参加できないことはとても残念ですが、私に課せられた課題を処理するいい機会だと思ってやっていきたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございます。今後ともサークル「情報魔導師」をよろしくお願いします。

 今年もあなたの、そして私の夢が走ります。あなたの夢は「ミホノブルボン」でしょうか?それとも「メジロマックーン」か。私の夢は「ライスシャワー」です。(注:金欠で馬券1年買っていないのでウマ娘でまったり競馬気分楽しんでいるオタクがここにいます。べっ別にフォローなんて・・・してほしいなんて言っていないんだから!とダイワなんとかさん風に言ってみるテスト)

【技】TV録画用HDDのBackup方法

 市販されているTVの大半の機種でUSB外付けハードディスクによるHDD録画が可能です。大手家電メーカーの製品はもちろん、ホームセンターや大型スーパー等で販売されているノーブランド品も録画用のUSB端子があります。そこにUSB外付けHDDをつなげるだけで手軽に番組録画ができます。使用するHDDは問わない為、割と高価なブルーレイ録画機などの専用録画機を用意する必要もなく、手軽で安価な方法と言えます。

 ・・・しかし、デメリットがあり、つなげた外付けHDD内の録画データはつなげたTV以外で再生ができないという点。つまり1台限り。TVが故障したり、修理したりすれば再生はできなくなります。その面を考えれば素直に4~5万円するHDD録画機やブルーレイ録画機を買ったほうがお得かもしれません。またHDDには破損リスクがあり、特に外付けHDDの破損リスクは通常のHDD録画機以上に高めです。ノートパソコンのお供として使っている普通の外付けHDDを使う訳ですから・・・

 破損リスクにはバックアップが必須。ブルーレイ録画機ならHDDに記録したデータをブルーレイに記録して保存することはできます。一方USB外付けHDDはどうしたらいいのか?

 実はメーカーによっては、Linuxの簡単な知識があればバックアップをすることができます。大手メーカー東芝のREGZAはファイルシステムにLinux独自のファイルシステムを使用しているので、認識さえすればDDコマンドを活用することでバックアップし、新しいHDDへ移して復元、リストアが可能です。応用すれば容量増加も可能で、1TBのディスクから3TBなど大容量化も可能。安価に録画した番組を楽しめます。ただし、TV本体がぶっ飛んだら再生できなくなる点に変わりないのですが・・・

 具体的な方法は以下の通り。

★ LinuxOSを利用したPCシステム復旧ディスクを用意する。
 代表的なシステム復旧ソフトに「SystemRescueCD」がありますので、こちらをダウンロードし、DVD等に焼きます。

★ SystemRescueCDを起動してバックアップ操作をする。
 適当なWindowsPCにTV録画で使用している外付けUSBのHDDを接続して、SystemRescueCDをDVDブート。立ち上がった後に「GNOME端末(Terminalとも言われる)」を起動してコンソールを立ち上げます。
 GNOME端末が起動したら、fdiskコマンドでディスク情報を確認。Linuxのディスク情報は「/dev/sda」のように表示されるので、これをヒントに接続した外付けHDDを探します。REGZAの場合Linuxのファイルシステム(XFS)を使用している。これをヒントにディスクデバイスを探したら・・・
 DDコマンドとgzipコマンドの併用でバックアップ操作。ちなみにDDコマンドの指定を間違えるとWindowsのデータぶっ飛んでしまうので、HDDの指定は間違えないように。1TBの容量であれば6時間ぐらいかかる。

fdisk -l → 接続しているディスク情報を確認=外付けUSBHDDを探す。
mkdir /Backup ← Backup先フォルダを作成。
dd if=/dev/sdb bs=64k | gzip -c -9 > /Backup/TV_Backup.ddimg.gz ← バックアップコマンドの例
  /dev/sdb → 外付けHDDのパスを指定
  /Backup/TV_Backup.ddimg.gz → バックアップ先を指定

 以上のコマンドを実行し完了した後に新しいUSB外付けHDDを接続。リストアを行う。fdiskコマンドを使用して新しい外付けUSBHDDを特定し以下のコマンドでリストアを行う。

gunzip -c /Backup/TV_Backup.ddimg.gz | dd of=/dev/sdb bs=64k
  /Backup/TV_Backup.ddimg.gz → バックアップファイルを指定
  /dev/sdb → 新しい外付けHDDを指定

 ここの場面でバックアップ先のHDDをWindowsのHDDを指定してしまうとデータがぶっとんでしまうので操作は慎重に行うように・・・。DDコマンドはデータにとって使い方を誤ると危険なコマンド。一度実行するとすぐにキャンセルしてもデータが消失します・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 リストア先のHDDが増加する場合(例1TB→3TBなど)は追加で「QTpart」を立ち上げ、GUIウィンドウ上でマウス操作することで容量を増加可能。
 バックアップファイルは「SystemRescueCD」を終了すると基本的に消えてしまいます。正しあらかじめWindowsHDDをマウントしておき、WindowsHDDをバックアップ先に指定しておくことで残すことはできますが接続したTV限定となるため他に流用したりはできません。

 ここまでの一連の操作はデータ操作のため、データが消えてしまうリスクがあります。慎重に操作するようにしてください。(当方では一切の責任を負いません。自己責任でお願いします!)
 また、今回はREGZAの一部機種の例なので、他のTVで利用できるかは不明です。実際、某量販店で購入したPixela製の外付けUSBハードディスクはLinux上では不明なファイルシステムとして認識され、DDコマンド等のバックアップはできませんでした。(厳密にはできるが、新しいHDDで再生が不可。もちろん拡張も無理)

 ただ、ファイルシステムさえ理解ができれば外付けUSBの録画でも安心してTV録画を楽しめる点では安価かつ手軽な方法であるので、参考程度に。BDやHDD録画機より場所は取らないですし・・・

 補足ですが、TVに使うUSBの外付けHDDはメーカーが指定していたり、又は周辺機器メーカーでTV録画対応等の表記がされているモノを使うべきという話もあるのですが、厳密にはどの外付けHDDを使っても問題はないと思います。極論中古のHDDと外付けUSBケースを購入して自作の外付けディスク→TVのUSB端子に接続しても認識はします。(一部ダメな奴もあるらしいがこれまでに経験がない)最近は4TB~6TBクラスの中古HDDも安くなっているし、外付けケースは2000円程度で手に入るので、周辺機器メーカーの既製品よりも安く手に入れられます。メーカー保証があるかないかだけの違いでしょうか?