【遠】あんこう祭 Vs PayPay



 来たぜ!大洗!
 ・・・というわけで11月16日~17日。茨城・大洗におりました。3月の海楽フェスタぶりの大洗。前日入りして地獄の車中泊という強行軍でしたが、充実したイベントでした。いや、厳密には前日の段階でかなりの熱気。海楽フェスタの時はガラガラだった第2駐車場も前日昼の段階で8割方埋まっているという。もちろん第一駐車場は満車という。

 今回も新潟のガルパン勢のご依頼でカメラ担当していました。16日は合流してのまったり街歩き。のんびりと海鮮丼を食べたり、日本丸スゲーという感じで大洗を堪能しておりました。



 さて、キャッシュレス元年の令和元年。様々なQR決済の中でなにかと出てくる「PayPay」を使ってみることに。QR決済は「au WALLTE」と連動している「au Pay」メインでしたがPayPayの決済用カードに「ゆうちょ銀行」のプリベイドカード「mijica」が使えることがわかり、mijicaをPayPayに乗せて、大洗を制覇してみようという作戦です。
 イメージは「ゆうちょ銀行の口座」に予め預金をしておき「mijicaアプリ」で口座からチャージ、最後は「PayPayでmijica決済」させるという。PayPayのポイント関係は指定されたカードにしかつきませんが、mijica側には「永久不滅ポイント」が付与されます。ゆうちょ銀行口座→PayPayという方法もありますが、この方法では永久不滅ポイントは付与されないため、ゆうちよ口座からmijicaチャージ→PayPayの方が有利?という作戦です。



 PayPayの営業は商店街を中心に行われたようで、個人商店で導入件数が目立つイメージがあったものの、大洗では使える店は意外と少なかったのです。初日の16日でPayPayが使えた個所は2か所のみ。スーパー銭湯「潮騒の湯」で使えたのは大きなポイントでした。会場に一番近い銭湯「ゆっくら館」はパンク状態だったので、遠目の潮騒の湯へ。そこでPayPayです。

 PayPayの決済は何パターンかあり、アプリでバーコードかQRを提示し、レジでスキャンして決済完了のパターンと「アプリで指定のQRをスキャンし、金額を入力後店員と確認して決済」の2種類。潮騒の湯さんでは後者のパターンでした。専用端末が不要な分、相手方のタブレットで決済を確認するパターンだったため時間がかかり不便さも。相手の回線環境によっては少しロスが出るなぁと。ただ、いつもは電子決済ができない、カード払いができない場所でキャッシュレスはありがたい。実際自分の決済は大半がキャッシュレスなので、とてもありがたい。



 フォロワーさんのバイクに乗せてもらい、夜の大洗をドライブ。海楽フェスタと同様に疾走するバイクのドライブは楽しかったです。時期的に寒かったけど忘れさせてくれる。夜の大洗は良い。そして、日本丸がライトアップされていてとても美しかったです。三脚を持参していなかったのでデジタル一眼レフで…少し手振れ気味なのが残念ですがとてもきれいでした。



 そして、新型アルトでの車中泊が意外と快適で( ˘ω˘)スヤァから目覚めてあんこう祭当日。軽く散策しつつ、フォロワー様と合流。様々な交流を楽しませて頂きました。肝心かなめの「PayPay」ですが、あんこう祭では圧勝でした。露店も含め利用できる店舗は多めでした。しかも一部はキャッシュレス事業の対象店舗になっていて5%が後日PayPayに還元される見込み。あんこう祭での決済にPayPayは使えるのはすごいと思いました。これは癖になりそう。クレジットカード(ブランドデビットカード含む)が使えない一方、気軽に導入できるQR決済なら比較的導入しやすい土壌があったのかもしれません。

 ただし、PayPayが最強・・・とは決して言えず、結果として現金決済のほうがあっさりしていたのは秘密。QRやキャッシュレス元年である故、まだまだというイメージは否めません。加えて、導入先の店舗でも多少の混乱もあり、決済スピードは遅めというのも敬遠される理由なのかもしれません。同席していたフォロワー様も、やっぱり現金だなぁという感想でした。

 今回のあんこう祭では、楽しい交流に新しい決済手段のPayPayが楽しくて、色々と買い物をしていたのでほぼ金欠に。それなりに充実したお祭りでした。しかし、とにかく人が多い。毎年参加しているフォロワー様も3割増し?的な感想からも、とにかくホコ天はぎっちりでした。

 中々大洗のホテルや民宿は確保困難の中で、もうちょっと予算と時間が取れれば、いいホテルを取ってゆっくりと過ごしたいものです・・・。もっとも、似たような都市環境といえば、仙台と松島と同じだったりする。松島も日本三景という景勝地。リゾートホテルが多い一方で、客室はあまり多くありません。一度に数十万人の来場者がいればホテル客室が枯渇するのは当然で…
 大洗と松島のホテル客室数はほぼ同じ規模とみられるので、数十キロ離れた水戸市のビジネスホテルを狙う事になりますが、そこからのアクセスは第3セクターの鹿島臨海鉄道線のみ。松島であれば、東北本線に仙石線、仙石東北ラインの3系統なので輸送力が多いので問題にならないのですがねぇ・・・(´・ω・`)

 ・・・で結局は車中泊になってしまうわけですが、その駐車場も慢性的に不足していて、有料化の話もあるので、ゆくゆくは車中泊という荒業も使えなくなりそうな雰囲気も。しかし、40周年記念アルトの車中泊は意外と快適で、以前まで乗っていた6世代目アルトの差に感動。旧型はキングオブ深夜バスのような辛さでしたが、その辛さは感じませんでした。これが唯一の救いか・・・。次回は2020年3月の海楽フェスタでどのような交流ができるのか、楽しみにしています。参加されたすべての方に御礼を申し上げてレポートにします。お疲れ様でした!

【遠】ちょっと遠出。

 1週間前は大洗のあんこう祭でした。そして帰宅してお風呂に入ろうかなーとスイッチを入れると動かず。話を聞けばボイラーがお亡くなりになられたと。30年以上ひたすら稼働してだましだましにカスタマイズして動かしていたけど、ついに。
 ・・・とりあえず、23日のガタケ166は参加する予定が当初からありませんでしたが、急遽午後から都合で20分程度、新潟の事業所へ立ち寄ったことから、五徳屋さんで会食を楽しむことに。
 愛車の燃費は一般道経由ならピカイチで、高速道路を一切使用しない、一部利用する、全区間利用するの3パターンで見れば、一般道だけのほうが燃費効率は良い模様。帰りに新潟/新発田で給油しても8割が残る高パフォーマンスに、これからの遠征が楽しみになりそう。あとは夜間の移動だったのに全然疲れず、数回の休憩を経てただり着いたのは朝の4時。



 あんこう祭で購入したステッカーは後部に貼り付けました。ドライブレコーダーですが、前面と背面にそれぞれ格安タイプのを取り付けていました。これは前の愛車からの流用品。1台当たり3980円ぐらいと激安ですが、使えないほどではないので。32GBしか認識しないSDカードも、IO-DATA製のフォーマッターを使えば128GBでも64GBでも使えて、それなりの長期間録画ができます。わりと酷道とか走るのは大好きなので、その時の車載動画とかもドラレコで対応可能なので、あおり運転とは別に必需品かなぁと・・・
 ・・・でもステッカーの彼女が持っているのはドライブレコーダーではなくただのハンディーカムの可能性が…かわいい。

  

 五徳屋さんではいつも通りにもつ煮込みをオーダー・・・と行きたいところ、実は在庫僅かで同席のフォロワー様と分け合い、ピラフとハニトーを。そして、ついに念願のPSP本体を譲り受け、そして、本来はガタケット166の先行販売となっていた「L.L創刊号」が五徳屋さんにもありまして、GETさせて頂きました!マスターより掲載されてたよーといわれたので恐る恐る確認してみると、浜こすの「千」と石油の「ミカエラ」載ってました! (/ω\)イヤン



 ちなみに浜こすと石油の写真を比較すると、石油の前日に五徳屋さんで受けたコスメイク講座の成果が出ているなーと感じています。浜こすは受講前、石油が受講後なので…受講後の写真が個人的にはお気にいりかな・・・。でも、もっとメイクの練習や体力増強はしなければ・・・と。最近は色々と体力切れも多い日も続いているので・・・。
 実はこの創刊号に「ガタケット」の歩みについての代表取材があり、歴史のあるイベントである事。個人的にも参加のしやすさ、風通りの良さなど、数多くの高評価をしている部分がある一方で、ガタケット自体が『変革』という波にのまれているのかなぁと感じています。その波に合わせるように、時代の求めるニーズにアンテナを張って運営されているなぁと感じています。これからも永続的にこの場を提供して頂けることを切に願うばかりです。
 次回のガタケット参加は167回(2020年1月19日)の予定で、それに向けた新作小説を書かねばなりません。そのうえで先週の大洗の遠征や今回の遠征、11月初旬の栃尾木造校舎の遠征の中で構想を練っている所でした。早ければ今月中に執筆をしながら、師走の12月へ突入していくのかなーと思っています。
 個人的には創作活動と並行して、断捨離もしたいのですがね。中学校時代から続けていた小説執筆活動(実はこの時期から同人誌即売会に参加していたことがある)の原稿などが最近になって出土。かなりの分量なので廃棄処分しようと考えています。確かにその時期から今を見れば活動方針も大きく変化しているので、ある意味自分も今後は『変革』という波を乗り越えなければいけないかなぁと。ずっと昨日の夜は新潟から宮城まで。1つ2つ3つと山越えしてました。小国あたりは少し雪が積もっていたのですよね・・・(´・ω・`)



 ガスボイラーが今月製造の機種に変わったことで、お湯の出が早く、帰宅してシャワーを浴びてすっきり。これが旧式だったらお湯の出は悪かったのですが・・・(苦笑)ひと眠りして、フォロワー様より無償で頂いたPSP本体の初期設定を進めておきました。システムアップデートを行い・・・いざPSNへ接続すると・・・

 PSP向けPSstoreサービスは終了しました・・・



 ・・・だそうです。まぁ既にあるPSVita使えってことなのでそうけど。AOSSに対応している点はネット接続においての問題はないものの、暗号化の関係が古くブラウザでのネット参照はできませんでした。メモリーカードが付属していた事や充電器もあるので、普通にPSPカセット(UMD)を差して使う分には問題なさそうです。これで「AMNESIA」が遊べる!ウキョウくん・・・(*´Д`)ハァハァ

 ちなみに、PS2ソフトも積みゲーが多いので、こちらも消化していきたいところ。最近だと鬱アニメとして有名な「School Days」のPS2版を仕入れているので、伊藤君のアレ具合も確認してみたいところですし・・・(´・ω・`)

 1月のガタケに向けた動きと、あとは2月23日にコスストの予約を入れたので、それに向けての肉体増強を進めつつ、師走へ突っ込んでいきそうです。

※ 事務連絡 → 11/17のあんこう祭関連のお写真、まだフィルムの現像が仕上がっていないため配布ができない状態です。もう少々お待ちください・・・_| ̄|○

【遠】もう通らぬだろう道だったはず。



 もう、この道は通る事はなかったはず・・・。国道6号線のいわき~岩沼間。私がTRPGの活動をしていた当時、平行するはずの常磐自動車道は未開通でした。同級生がいわきの大学へ進学し、その友人の紹介でその大学のTRPGサークルへお世話になっていた時期がありました。その子とは現在も交流があり、郡山へ引っ越した後も交流が続いています。
 ・・・当時の国道6号線の当該区間は高速道路未開通区間とあり、深夜になると大型トラックの銀座街道でした。オービスといったモノもなかったので、先を急ぐ大型トレーラーに道を譲りながら走りぬいた記憶があります。また、沿線にはギンギラギンのラブホテルも多くあったり、昔ながらのドライブインも健在でした。それを一転させたのは2011年3月11日の東日本大震災でした。
 震災で沿線に存在した二つの原子力発電所に津波が直撃。重大な事故を招いてしまいました。



 幸いにも福島第二原子力発電所は最悪の時代を回避したものの、福島第一原子力発電所は最悪の事故となってしまい、周囲は帰還困難区域となり、長期的に立ち入りが困難となってしまいました。もちろん付近を走る国道6号線も通行止め。JR常磐線も少しずつ運転を再開しましたが、浪江~富岡の間が未開通の状態です。

 前置きはここまでとし、実は11月17日は大洗であんこう祭が開催され、新潟のご友人と楽しい交流のひと時を過ごしていました。その帰り道に、あえて国道6号経由を選択してみたのです。あれから8年、念願の常磐道全線開通!と言いたいのですが、実は常磐道のいわき~岩沼は暫定2車線区間。最高速度も70キロに制限された対面通行区間のため、通過速度がいまいちなのです。一方で帰還困難区域に指定された国道6号線区間も2014年秋には条件付きで通行が可能になっています。どちらも同じ速度帯で通過できるため所要時間も夜なら変りもなく、懐かしい街道を走ってみることに。



 第二原発を通過して富岡町内に入り、夜の森地区を通過するといよいよ帰還困難区域に入ります。ここから先は自動車しか通行できません。歩行者やバイクは通行不可のため・・・



 自動車以外の歩行者やバイクの通行を抑制するために24時間体制で警備員が常駐。しっかりとガードしている。いわき側の「ゲート」には詰め所があり、大きな看板で目立つように「歩行者・バイクの通行禁止」と書かれていた・・・

 そして、この「ゲート」から先の区間はまさにゴーストタウン。国道6号線から分かれる道にはバリゲートが張られ侵入ができないようになっているし、標識が駐停車禁止になっているため停車もできない。信号機も大半が点滅信号機で、稼働していたのは原子力発電所へ向かう道の交差点や高速道路のインター(最近できた大熊ICなど)の交差点ぐらい。放射線の数値は確か1.77マイクロシーベルトぐらい。常磐道でMAX2.7マイクロシーベルトだったはずなので、実は常磐道よりも低い数値だったのは意外だった。
 有人のゲートを通過して10分程度で、ついに福島第一原子力発電所の入口を通過すると・・・不気味に照らされている原発の煙突がライトアップされていて、その光景に現実を感じることができた。この位置でわずか1キロ程度しか離れていない。まさに最接近。あのレベル7の大事故の現場のすぐそこを走ったんだぁと・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
 思わずうぉ・・・と驚きの光景にまだまだ終わっていないのだと現実を知ることができた。このほか、かつてよく利用した牛丼屋の建屋、某寿司チェーンの看板が旧ヴァージョンなどと時間が止まっている感じのエリアを20分程度で通過すると、浪江側の有人ゲートへ。ここで帰還困難区域が終わって、一応は24時間滞在できる普通のエリアに戻ることができます。鉄道も浪江までは開通済みなので、ビジネスホテルも多く点在し、スーパーもコンビニもあります。
 一言でいえば、福島第一原子力発電所の不気味に照らされた煙突3つが印象に残っていて、美しい姿と裏腹に廃炉の作業が難しいこと、その先のことを考えると複雑に感じてしまうのですよねぇ・・・。
 ・・・とはいえ、現状国道6号線は車であれば通行可能であることや、常磐道が暫定2車線状態で混雑気味であることを考えると、帰還困難区域はノンストップ必須と考えれば、実はコスパの良い区間であることは明白で、実際交通量は多くなくとも、かつてのトラック銀座のように高速料金を節約したいトラックがわりと多かった印象を覚えました。ゴーストタウンを突っ走るだけの街道となってしまいましたが、興味のある方は宮城県の「山元IC」から福島県の「広野IC」の間を国道6号線に置き換えるとよいと思う。どちらも2車線区間なので、福島の原発の今を感じつつも、少しずつ復興を進めている雰囲気を味わえるはず・・・たぶん。

 なお、現状で常磐自動車道の4車線化事業が進行していて、こちらもそれなりに進捗が良好な様子。加えてJR常磐線が2020年3月までに全線で復旧する見込みになっています。常磐線については、仙台~東京間の直通特急が復活する事が発表されています。常磐道の4車線化と常磐線の完全復旧という未来に、この区間の運命はどうなってしまうのかも気になる所。かつての青春を走った道なだけに少し気になってしまいます。

 あんこう祭2019の話題については、また後日アップすることにして、今日は思い出深いこの区間のお話をちょこっと。

【遠】栃尾で見つけた栄光の軌跡。

 台風19号の影響で復旧がらみの仕事が増えるのかなと思って、エアがたふぇすの休み明けに職場へ出かけてみたら、普通の仕事の日々。ただ仕事量は1日1日増えているという感じでした。
 エアがたふぇすのフィルム現像も、Kodakのフィルムを使っている関係で埼玉の工場で現像を行っており、その被災や交通の乱れで1週間+αの時間がかかっているよう。趣味の世界にも影響がじわりと出ているなぁと…。とりあえずエアがたふぇす、お疲れ様でした。

★ 長生館
 後述となりますが、11月3日はカワコス(川口コスプレロケーション)主催の「木造校舎でコスプレ撮影会(第2回)」に参加してきました。そのため前乗りをするわけですが、なんと!最寄りの長岡市内のホテルがほぼほぼ満室という事態に。3連休初日とはいえ空きはあることが多いのですが・・・全部ダメ。栃尾地区にも少々ホテルや旅館も点在しているため、今回はイベント会場の木造校舎にほど近い「長生館」という旅館をセレクト。ホテル探しはGoogle先生にお任せと栃尾地区周辺でホテルで検索し、表示されたのが「長生館」でした。この時点では普通の旅館なんだろうなぁというイメージ。とりあえず、もう写真から行ってしまいましょう。



 ・・・はい、完全にお化け屋敷です・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
 色々と古旅館など普通のホテルから古民家風旅館までを制覇している中の人ですが、それらを吹き飛ばすレベルのデープなインパクトな佇まい。周りには街燈もない農村エリアのど真ん中にある、木々に囲まれた古旅館そのものでした。だ・・・大丈夫なのか・・・この宿?



 ・・・とりあえず部屋はまともでした。2階一番奥にある部屋でした。部屋といっても一人で利用する分には広すぎる客室。もちろん和室です。写真奥の窓側スペースには個室トイレと洗面台があり、快適な環境でした。しかし、写真で見る限りでは全然問題ないレベルの旅館。建屋は相当なダメージを受けていて、窓枠が完全に歪んでいるため虫は入り放題。窓の鍵は閉めることができず常にあけっぱ状態。カメムシ専用殺虫剤が常備されていて、床面は死んだ害虫が・・・とたぶん初見殺しが多い旅館。まぁ私は泊まるだけなので、気にはしない派ですが。これも理由は後々判明します。
 旅館といえば、お風呂ですね?
 こちらの旅館さんは鉱泉を使用しているので、温泉ではないが温泉気分を堪能できます。1Fのロビーを右手に進むと共同の浴場があり、こちらでゆっくりとお湯につかる事ができます。個人的な予測だと元々男風呂と女風呂が存在し、男風呂と思われる部分は真っ暗で損傷が・・・。赤色の暖簾がある浴室を使ってねと案内されたので、実質女風呂だった風呂しか稼働していない感じでした。この理由も後々わかってきます。なお、浴室はとても立派で施設もいいじゃんという感じでしたが、シャワーからお湯が出なくて・・・察したのは秘密☆
 しばらくして、ご主人がお布団を引きに部屋へ入ってきました。このお布団も長期間メンテしていないのか、実はカビの香りが・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 「実はね、この旅館、今は俺一人で切り盛りしてるのよ」

 初老の男性がこの旅館のマスターだったのです。本来は奥さんと一緒に切り盛りしていた旅館。しかし奥さんは入院してしまい、以後は一人で維持しているのだと。利用客は私以外に付近の山に登る登山客の合計3人のみ。旅館の規模は大きく、新館と旧館が混在している構造の旅館。森の中にある旅館はひっそりと朽ちていく・・・悲しい現実を感じた瞬間だった。


↑ 客室からの眺めは・・・廃墟感MAX


↑ 旅館正面のお写真。本当に宿泊できる旅館があるのかわからないレベル・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル


↑ この旅館へ続く細い道。暗闇に包まれるとわからない・・・



 3日の朝を迎えると旅館の佇まいがわかるのですが、古い建屋と比較的新しい建屋を足して2で割ったような構造をしている。そしてこの写真の2Fの窓が割れていたりと旧館は機能していないと感じ、老朽化が目立つのです・・・ご主人一人で維持しているだけでもすごいと感じる古旅館さん。



 そんな旅館を支える子猫さんがこちら。朝になって旅館から出てきた生後半年?ぐらいの子猫さんが寄ってきました。縄張りでも確認しているのか、10月20日に受け取った私の新車周りで遊んでいました。旅館の中にあるご主人のスペースには猫の家もあり、そちらで休んでいる感じでした。ロビーが生活感MAXの古旅館。本当にお世話になりました。もっとメンテナンスに力を入れれば、それなりにお客さんは入りそうな予感もするのですが、一人だけで管理するのは難しいのかなと・・・そう思うとまた一つ記憶からなくなってしまうのかなぁ・・・と悲しみを感じます。

  
↑ 1Fの廊下。おそらく宴会などができる規模の客室がならぶ。廊下は清掃感がなく埃が付着していてその姿に哀しさを感じてしまう。



 実はこの旅館、地元でも大きな旅館だったのではないかと思われる痕跡があります。この旅館の名前を冠したバス停があるのです。バス停の名前は「長生館入口」という名称。写真の通りで、右側にある赤茶けている縦長の看板が「長生館」さんの看板です。公共機関の名称に固有名詞を使った場合、その施設名が無くなったりすると面倒なため、停留所の名称又は駅名に固有名詞が使われることは少ないと聞きます。このバス停が存在するということは、かつてはそれなりに知られた有名な旅館だったのかもしれません。なのでバスでも来れます!このバス停から赤茶けた看板を曲がり、建設会社の入口手前の超細い道をまっすぐ行けばたどり着く、なんともミステリアスな旅館でした。素泊まり料金は5500円(税込)なので、インターネット環境なし、その他設備面やサービスを考えるなら割高なのですが、ご主人の対応もよかったし、風情があって私は好きな旅館さんでした。またカワコス開催時には利用したいなーと思っています。むしろ応援したい・・・。

★ カワコス(川口コスプレロケーション)木造校舎撮影会へ参加してきました!



 旅館をチェックアウトして8キロ程度車を進めれば、到着する「カワコス 木造校舎」のイベント会場はこちらです。本当の山奥にある、歴史のある木造校舎です。今年の6月ぶりの遠征。懐かしい雰囲気がして楽しかったのです。今回は終わりのセラフ「フェリド」さんです。一応木造校舎、終セラで出るし!いいじゃん!(作中で木造校舎が出るシーンに登場するのはミカエラとラクス、レーネの3人だけなはずですが?)いいじゃん!
 今回のイベントでは公式にカメラマンさんの撮影を受けることができて、とても良い雰囲気で撮影して頂けました。一人で参加だったため、基本三脚で撮影を楽しんでおりましたが、三脚を駆使した撮影も慣れてきて十分良い環境で楽しむことができました。9月に五徳屋十兵衛さんで受けたメイク講座を駆使して、色々と頑張ってみました。まだまだ工夫の余地はありますが、コス熱はまだまだ収まらない。2020年に向けての目標もできたので、楽しいひと時になりました。



 イベント終了後はフォロワーさんと一緒に栃尾地区の中心部にある食堂でラーメンと名物「栃尾の油揚げ」を頂くことに。



 中心部にある「よしみや食堂」さんのラーメンと栃尾の油揚げがとてもおいしく、アフターには最適でした。ちなみにこちらの食堂、なんと「秘密のケンミンSHOW」でも取り上げられたらしい。その時のお話を店主から聞けて楽しいひと時になりました。中心部には旅館や居酒屋も多く、それなりに賑わいのある街でした。長岡市の中心部から車で30分程度と近距離ながらも風情のある街並みに、栃尾っていいなと感じました。カワコスさんありがとうございました!

★ ドライヴが楽しい!8世代目アルト40周年記念車の本気!
 栃尾のガソリンスタンドで給油して満タン状態の新車、8代目アルトの実力が発揮されるときがきました。厳密には平均17km/1リットルの燃費で、これでもすごい良燃費なのですが、帰りのルートが・・・

 六十里越ルート・・・。新潟魚沼から奥会津只見を経由する山道、峠道ルートで帰る事に。所要時間は増えますが、全体的に距離は短い。実は宮城と栃尾の最短ルートは「六十里越」なのです。この道路、今月中旬から冬季閉鎖で通行止めになってしまうため、今しかありません。酷道ともいわれる事があるルートですが、厳密には全線舗装、片側1車線は確保されている大型車でも走行可能な峠道です。ただ、豪雪地帯を走るため平行するJR只見線の大白川駅から只見駅の間は鉄道でのアクセスも不可能になる、山道。名称には諸説があるらしいが、実際には6里(約24キロ)程度の距離なのにその10倍感じるから「六十里越」といわれるようになったとかいろいろ。このルートは携帯の電波も通らない完全秘境区間。注意してのんびり入ります。



 JR只見線大白川駅の小出駅方面最終列車(19:05)。この隣は長いトンネル超えての福島県只見。しかし、列車本数は驚愕の只見駅行き3本/1日&小出駅行き4本/1日。驚きの白さである。なお、JR東日本のローカル線ではワンマン運転を導入しているのですが、この区間では車掌が乗務。車両も国鉄時代に活躍しただろう古い形式で、味わいのある路線でした。実際、只見線は不通区間が存在するものの、日本国内でも秘境区間を走るため最近インバウンド需要が多い路線で人気なのです。

 最終列車を見送ったらいよいよ六十里越に入ります。冬季閉鎖のゲートは大白川駅からすぐの位置にあり、ここからが山越え区間かつ携帯電話の電波も届かない、約30キロの道のりになります。街燈もありません。(県境にあたる六十里越トンネルのみトンネル内照明がある)どんな区間なのかを説明するなら、動画を見たほうが早いかな?


 Σ(・□・;)
 位置は新潟/福島県境の六十里越トンネルから新潟寄り3キロ手前の連続ヘアピンカーブの途中。かなりな急カーブの先に見えたのは軽ワゴン車。一瞬目を疑い…そのまま素通り…。しかし、どう考えても事故だよね…と。人もおらず無人であったので…まさか遭難!?
 110番通報をしたくても、ここは携帯圏外のため通話不可能。只見のほうに抜けたら通報しようと車を進めます。すると、六十里越トンネルの手前に公衆電話を見つけ通話すると…新潟県警の指令につながってこの事故を報告。すると、どうやら既に事故処理済みとのことでした。ドライバーによるレッカーの対応待ちとのことで指令の警察官曰く、通りすがりの通報が多かったらしい・・・。まだこの段階で19時~20時ぐらいの時間帯のため交通量は多く、六十里越の通過時間中も2~30台とすれ違っていています。その車の数台から人里エリアで携帯から通報というのが多かった様子。せめて、張り紙ぐらいはしてほしいような気もします。無事に事故処理されていてよかった・・・のかな?


 ん・・・まてよ、軽自動車と峠・・・?運転していた人、まさか・・・。後ほどフォロワーさんとのやりとりで話題になったのがこの曲でした・・・(´・ω・`)
 ・・・でも六十里越でちょめちょめDするのは厳しいような。無事に軽ワゴン車のドライバーさん、帰れたのかなぁ
 六十里越の最後は田子倉ダムの駐車場へ。こちらに到着すると携帯電話の電波も届いてきて、只見町の中心部へ10分程度。国道252号線も緩やかな道に変わり、まっすぐ進めば磐越道の会津坂下ICへ。そこから高速へ。ちょっとしたドッキリはありましたが、新型アルトの燃費がすごい。栃尾地区で給油しても目盛りが減らない減らない。やっと一つの目盛りが減ったのは五百川PA。そこからも順調に燃費は上がって、自宅に着いても75%は残る好成績。そして、昨日までに燃料を使い果たしたのですが、その距離は644.7キロ。燃費計算は24.5キロ/1リットルでした。これは驚きの燃費・・・Σ(・□・;)

 カワコスで撮影したKodakのフィルムと白黒のフィルムの現像を出して、翌日からいつもの仕事がスタートし、日常に戻っているのですが・・・。石巻某所にある中古屋さんは私の好みの商材を提供してくださる・・・



 これ、クルル様だよね!クルル様だよねっ!

 さて、11月3日のカワコスでほとんどのコス活動は終了の見込み。17日はあんこう祭りでフォロワー様の撮影をお願いされている点を除いては同人活動は終了になります。そして、次の2020年1月19日のガタケットでは新刊も出したい。新会場NSGスクエアでどんな物語を作るのか・・・。現在進めている小説創作のコンセプトはだいたい固まっているので・・・実は六十里越を超えたのも、その一つで、イメージを固ませるための作戦だったので・・・。いよいよ寒くなってきた11月。色々と大変だった2019年ももうすぐ年の瀬。体調管理に気を付けて頑張りたい・・・

 まさか・・・石巻の中古屋さんでクルル様をGETできるとは思っていなかった中の人です・・・(*´Д`)

(´-`).。oO(ちなみに、自分の寝室、ミカエラの抱き枕とクルルの抱き枕(NEW)SAOのキリト君の添い寝シーツ2種類、ROの男ハイプリの添い寝シーツと色々あるなぁ・・・。週明けには抱き枕の綿が届くので、ミカとクルルに挟まれる幸せ。推しに囲まれる幸せって最高・・・かな?)