【旅】燕三条燕



 一体、何年振りにネットカフェで一夜を明かしたのだろう。昔だとナイトパックで900円ぐらいが平均値だったけど、最近は2000円(8時間~12時間)が相場で、土日祝料金はさらに+数百円上乗せと、一昔前のビジネスホテルと差異がないレベルになっている。一方で快活CLUBさんのカフェは品質が高く、リラックスコンビニを宣言しているだけあって利用もしやすく安心感もある。自遊空間は殺伐感があって嫌になったし、ネットカフェなら快活。そんな使い方だった。だが宿泊目的で使ったのは震災後数回しかない。
 ふと天井を見上げながら思ったのは、暗い2000年~震災直後。アベノミクスが始まる直前までだった。年越し派遣村とかネットカフェ難民。さらにネットカフェの料金すら払えなくてマクドナルド難民とか様々な難民用語が生まれた中で、自分もその人になってしまうのかなぁと、少し悲しくなった。でも米沢の快活から出て、真新しい車で新潟へ向かう私は少し気が楽だったと思う。22日は燕三条で飲み会、そして23日にはウキョウ君の撮影が・・・。そうです、昨年の10月に出会った乙女ゲーム「AMNESIA」のカメラマンの青年「ウキョウ君」が好きになってしまい、ヨシ!コスしようとオーダーしたのが12月。そこから色々とアニメを見たりプレイを進めたりして、衣装の耐久性試験も終えて23日、五徳屋十兵衛さんの常時コスストにて初めて披露するコスなので、それなりに準備を進めていました。
 五徳屋さんに到着したのは22日の午前10時ごろ。道中雪もなく、ひたすら一般道を通ってきたけれど、新潟市内には雪はなく、2月にしては少ないイメージでした。1年前の同時期はそれなりに雪は多かったのに…。いつも通りマスターと和田さんにお会いできて、ご挨拶がてらに近況報告をしながら交流を楽しみました。五徳屋さんは物事を冷静に分析(?)して中立的にアドバイスもしてくれるので、自分の考え方を補正するにはとても助かっています。自分の問題点なども指摘してくれるので、コミュニケーション能力を向上させる面においてもとてもありがたい存在です。度々騒動になっている新潟のコスプレ界においても冷静な情報分析で、コスレイヤーとカメラマンの支持を得ているのも理解できます。
 1週間前にガタケット主催のイタリア軒イベントにおいて、無断ブログ掲載といったトラブルもあったけれど、実は新潟でも知られている人物らしく、特段大きな話題にはなりませんでした。ただし、一連の話の中ではコミュニケーションの必要性といった、人々との交流。この交流における暗黙の理解がなかなか新参組には浸透していないのかなぁと感じたので、鉄道の撮影(いわゆる撮り鉄)向けの撮影講座を鉄道会社が主催することもあることを出して、コスレイヤーとカメラマンとの座談会みたいなものをやってみてはどうかなど、わりと建設的な意見を交換することができました。また少し一方的に話してしまう節も多くあるので、そこは指摘されちゃったので、私自身も他山の石と捉え、前向きにコミュニケーションスキルをこれからも養っていきたいと感じています。
 ちなみに、五徳屋さんの決済方法。QRコード対応してた!PayPayも使えるし、au Payも使える!これは地味にありがたい。特にau WALLTEユーザーの私にとっては「auPay対応」はとてもうれしいので、どしどし使わせていただこうかなーと思っています。今回はゆうちょ銀行と連携させているPayPayでお支払い。メニューはいつも通り「もつ煮定食」「ハニトー」「コーヒー」の3点セット。そして有意義な交流のひと時。フォロワー様にもお会いができたのでとてもうれしかったです。明日はウキョウ君の撮影。いつもお世話になっているカメラマンさんと一緒に楽しませていただく予定です。とても楽しみにしています。五徳屋さん、いつもありがとう。



 そして、五徳屋十兵衛さんを出発し、向かうのは燕三条。燕三条市というのは存在せず、三条市と燕市に挟まれる感じで、燕三条駅という大きな新幹線駅があります。一応弥彦線との接続駅になっています。この立地。市町村の境界に位置しているため、数百メートル歩いただけでどっちがどっちなのかわからなくなるというカオスな空間。しかも上越新幹線と北陸自動車道に隣接している・・・全国でもここぐらいしかないのかなぁと思うぐらいの、高速道路と新幹線に囲まれた不思議な街。尚、北陸道のインターチェンジは『三条燕インターチェンジ』という名前らしい。どーしてこうなった。



 立っているところは燕市側。北陸道と上越新幹線のど真ん中にてパノラマ撮影。改めて見てみると高速国道と新幹線のコラボレーションがまた堪らない・・・これはステータスすぎる。



 1月下旬から猛威を振るっている新型コロナウイルス。微妙に地域経済へ悪影響がじわり。新潟では「酒の陣2020」の開催中止。福島でも2月29日予定だった「ふくしま街コス」が延期になるなど、様々な影響が出ている模様。早く収束しないと3月15日の海楽フェスタや5月にGW開催のコミックマーケットにも悪影響が出そうな雰囲気ではある。基本は手洗いとうがい。マスクの着用も効果的だが、健康な人よりも咳症状があったりとか健康面でリスクのある人ほと有効らしく、あまり買占めしても意味はないそうです。手洗いとうがい大事。



 燕三条駅は新幹線と弥彦線の乗り換え駅で、出札窓口は新幹線側にあります。弥彦線側はとてもシンプルで改札がないのです・・・えっ・・・マジ?
 上越新幹線には立派な自動改札があったり、クレジット対応の自動券売機があるのに、なんと弥彦線には無人駅と同等の設備しかない・・・。一応事前に窓口で購入をといった案内はあるものの、乗車証明発券機と簡易Suica改札機しかなく、そのまま弥彦線のホームへ向かうことができます。



 弥彦線のホームは1面1線のみ。ただ構造を観察すると昔は島式1面2線だったのかな・・・というイメージかな?
 駅の所在地は三条市らしいが、在来線である弥彦線のあるほうが燕市になっているらしい。その弥彦線の改札口となりにはアンテナショップがあり、燕市と三条市で生産されている工業製品。特に金属加工の町としてアピールしているようで、それに類するお土産品とか販売されていました。日本のモノづくりを感じさせられる燕三条。



 最後はホテルもよりのコンビニで用足しをして、この日の日程はほぼ終了。
 にいがた酒の陣。今年は中止になっちゃったね・・・去年、五徳屋さんとお話ししたときはルール変更で楽しくなるよーって言われていたので行ってみようかなと計画はしていたけど・・・コロナウイルスには勝てなかった・・・残念。



 宮城県某所から燕三条までの長旅はここで終了。明日はいよいよお楽しみのコス撮影です。前々から計画していたものなので、より向上できるように楽しみたいなと・・・

 ・・・実は、五徳屋さんのマスターと和田さんにはお話ししたのですが、私が勤務し、4年と5か月お世話になった職場ですが、春に経営統合を控えており、その影響で整理退職になってしまいました。なので、銀魂でいえばマダオになってしまいまして・・・。ちょこっと、下町の不動産事情をこっそりマスターから軽く説明を受けていたのは秘密・・・。周辺の不動産賃貸価格が家賃3万円+自動車月極料金が1.5万円で合計4.5万円あればなんとかなるのでは?という情報は聞けたので、これを軸に検討を重ねることになりそうです。少し見通し甘いといわれればアレですが、今回は自己都合ではないので失業給付も10か月は出ることから、無理せず着実に計画を進めたらどうかというアドバイスを受けました。父からも大型免許取れ取れと言われていますし・・・一方で、環境を変えて新しい土地でリスタートするのも悪くない年齢。いずれにしても、切れるカードの枚数はあまりありませんし、リアル予算もあまりありません。イベント関係は当面控えめになる感じかもしれませんが、コミュニケーション能力の向上のためには動くしかないので、そこはしっかりと取り組んでいきたいと思っております。今しばらくは不安定な身分となってしまいますが、これからも前向きに自らの課題と真剣に向き合い努力していく所存です。そう誓っての遠征。2020年は荒れた1か月から始まりましたら、2020年の終わりには笑顔になっているよう、努力をしたいと思っています。こんな私ではありますが、応援をよろしくお願いします。