【近】弥生になりました。

 新型コロナウイルスの猛威が止まりません・・・(´・ω・`)
 2月に前職が轟沈した直後から役所回り週に1~3回。さすがに説明会で30人ぐらい収容できる会議室へ5~60人缶詰は勘弁してほしいと思うぐらい・・・その時点ではまだ宮城県に感染者はいませんでしたが、ついにクルーズ船関係の旅客1名が感染していたことが判明、一気に経済活動が収縮している・・・状態。ただ、その方は下船時に国から要請されていたコトを守っていただけたのか、帰宅後は家に閉じこもっていたらしく、移動時には基本的な感染予防策を打っていたので、3月6日現在1名だけで踏みとどまっている状態。感染者が経由したとされる仙台駅も1~2週間に1度は通過するが、特段マスクとかせずに利用しても症状はなく、問題もありません。問題があってもマスクは7枚しかないので、ここぞという場面しか使いませんが・・・



 ・・・とりあえず単刀直入に申し上げますか。クソデマ厨いい加減にしろ!製紙会社や各種メーカー、店舗関係者の気持ちを踏みにじるな。

 国難レベルの災害や騒動が起きるとデマが起きやすいというのは置いておいて、9年前の3・11東日本大震災、正式は東北地方太平洋沖地震というらしいのですが、3月だとこの話題がメインになってくるのは地域柄そうなんです。そのタイミングで、面白いドキュメンタリー映画が封切されたので、見にいってこようと・・・

 タイトルからお察しの通り、例のあの原発の話です。
 あの原発については、大洗の遠征の時に必ず素通りするので、天候がよく夜に通過すると、1号機~3号機の排気塔の白く照らされる夜景がまた美しい・・・けど、それが現実なんだなぁと車越しに見える、あの原発の話なのですが、確かに震災の時は爆発したら、もう宮城にも住めなくなるだろうなぁと思いながらラジヲの報道をずっと傾けていた気がするんですよねぇ。



 ・・・実は地元の映画館、今日が封切集中日で、特に春休みアニメ映画大放出の時期ですが、新型コロナの関係で6作品が延期に・・・。たぶん、この空いた上映分のホールは稼働していないのか、日中もレイトショー時間帯も誰もいない・・・(´・ω・`)
 今回見た『Fukushima50』も注目映画の一つで、地元劇場の例でいえば、注目作の封切日当日は平日でも混雑するのが普通・・・なのですが、6作品の延期に加えて、新型コロナの影響で混雑せず。そして、この注意書きが・・・



 ・・・あっそうか、大震災トラウマを抱えていると、そうだよねぇ。ある意味大震災3大タブーが全部入っているもんね・・・(大震災3大タブー=震災の揺れと津波と原子力災害の3つは地元でもあまり大声では話せない・・・)
 もっとも、東日本大震災でダイレクトにダメージを受けた東北3県の劇場にはこの注意書きが置いてありそう・・・関西地区とかダメージを受けていない地域の劇場にはおいてなさそうな。ある意味タブー視している地域ならではのアレだと思うのですが・・・

 ・・・いきなり、クライマックスでした。えっもうそこから話始めるの!?震災が起きるちょっと前の幸せなシーンから始まるのじゃなくて、もう2011年3月11日14時46分の揺れが始まった時から物語が始まる、ある意味絶望からのスタートだった・・・あの注意書きは必要だった・・・やっぱり。

 ・・・ちなみに、同刻、私は仙台市内の中心部にある12階建てビルの11階会議室で宙に浮きながらコピー機とダンスしてました・・・_| ̄|○

 ・・・ドキュメンタリー系の映画なので、すでに周知の事実が9割。それでも、中々現場の話が見えないので、その現場で何が起きていたのか?という見れていない部分が詳細に描写されていたので面白かったですよー。実際の事故現場はより深刻で、映画で描かれているシーンはソフトに表現しているのだろうけど・・・最後までベストを尽くした感と、当時の政治や電力会社本部のgdgd感も再現されていて、あぁ、そんな感じのやりとりもあったなぁと。当事者の東電さんも首をよく縦に振ったなぁ・・・と思いきや、東京電力(=東電)じゃなくて『東都電力(東電)』だったんだよなぁ・・・(察

 いつも映画館で見る映画といえば、好きなアニメの劇場版だったり、サスペンス物が多い、あとは洋画も多いのだけど、たまーには真面目なのを見ようかなーとセレクトしてみました。ドキドキハラハラ感や現場でのリアルになんとかして!って感じの描写もポイントなので、オススメです!

 ・・・しかし、一部劇場では小中高の生徒利用の自粛だったり、席を1席開ける対応を取るというぐらいに、新型コロナの影響がジワジワ効いているのか、日中の分で200人ぐらい収容できるホールに2~30人程度。最も大きいホールで500人ぐらい収容できる上映回(レイトショー)の場合でも50人超えなかったぐらい人がいなかった。(注:2周してました)ほかの上映作品の動員数も極端に少ない感じで、ホール前の廊下もだれーもいない。こんなシネコン映画館見たことない・・・やっぱり封切予定6作の延期が地味にダメージ効いているなぁというイメージでした・・・。



 女川原子力発電所は9年前のあの日、想定を超える揺れと津波の直撃は受けたものの、当日中に安全停止して無事だったのだけど・・・まるで対岸の火事のように今日もおとなしく鎮座していますね。・・・というより福島の原発事故がかなりのインパクトだったので、東北地方太平洋沖地震の震源に最も近い原発でありながら、その存在を忘れ去られている(?)原発なので、たまにはこちらも思い出してあげてください・・・。(1号機は廃炉。2号機は最近再稼働に必要な検査に合格し、いつでも再稼働できる状態に。3号機の処遇は未定・・・)