【撮】新潟レインボータワー

 2018年8月19日に「ガタケット159」が開催されました。私もその時新潟へ向かっておりましたが・・・ガタケットへはいかずGCPにおりました(何
BSDのDさんの衣装を購入していたのでその試着を・・・と万代エリアにある「GCP」へ
万代エリアには「バスセンターのカレー」で有名な万代バスセンター。その2Fにそびえたつのが「新潟レインボータワー」です。虹色のポールに可動式のゴンドラが特徴の展望タワーとして1973年にオープンして、新潟のシンボルタワーとして親しまれていたそうですが、2011年の東日本大震災の影響で営業を休止。以後は動態保存されていましたが、2018年8月27日より解体工事が始まり45年の歴史に終止符を打ちました。
私が初めて新潟の地を踏んだ時、GCPから眺めたレインボータワーを「電波塔」と認識していたり、経常からカラフルな巨大鉛筆削り・・・と形容していたり。そしたら新潟市内を走るタクシーの運転手さんにも「あぁあの巨大鉛筆削りねー」と県外の人からもそういう形容の仕方だったりと、前々から気になる物件だったのです。

 解体されてしまうというお話だったので、せっかくだからフィルム一眼レフを使ってレインボータワーを撮影してみようと。

【今回使用の機材】
Cannon EOS Kiss Ⅲ(1999年発売)
富士フィルム 業務用カラーフィルムISO100(36枚撮り)


 万代バスセンターの1F階段から撮影。レインボータワーの外観と新潟伊勢丹の看板。1週間後には取り壊しが始まるとあって思い出をカメラに収めようという方でいっぱいでした。


 レインボータワーの改札口。喫煙所として利用されている。改札口前にはレインボータワーのプレートとタワーを制御する制御盤らしきものにはカバーが取り付けられていました。
 この日は日曜日。営業していた時は「ねぇ!これに乗ろうよー乗ろうよー」と子供たちが大人に呼びかける声が聞こえてきそうな懐かしさを感じる。


 レインボータワーの銘板。全高110m 塔体直径2.7m 定員は61名 運転速度3.6m/分 動力機30Kw 建設年月は昭和48年(1973年)11月。日本ケーブル株式会社の表記。


 こちらは手持ちのiPhoneSEで撮影した「万代バスセンター2F」の様子。構造は新興住宅街にあるような懐かしさのある構造。昭和40年代の当時としては最新鋭の交流スペースであったことを伝えてくれる貴重な構造だと思います。タイムスリップしたような感覚でした!


↑ レインボータワーを真下からフィルム一眼で撮影。


 Twitterにアップしたお写真1枚目。デジタルとは異なりこのぼやけかたがレトロ感を感じさせてくれる?1枚でした。タワーのゴンドラ部と新潟伊勢丹のセット品。

 日本国内でも珍しい構造のタワーだったので、一度でもいいから乗ってみたかった・・・と後ろ髪を引かれる中、歩いて数分のGCPへ向かい、GCPでのんびり撮影。ガタケット開催日だったのでGCP利用者は少なくマイペースで撮影できるので・・・。

 GCPでのんびり遊んだ後は友人とコンタクトを取って、合流するためにガタケットの会場である「新潟市産業振興センター」へ。

 会場に到着した段階ではすでに閉幕していたので、関係各位にご挨拶をしつつ、友人と合流してアフターをしながら・・・ラーメンを食べながら。再び万代エリアへ立ち寄った際に同乗していた友人さんが「レインボタワー」行きたいと申し出があったので、夜のレインボータワーを拝むことに・・・。取り壊しまで1週間切っていますし・・・


↑ 夜のレインボータワーをフィルム一眼で。三脚に固定してオート設定で撮影です。


↑ Twitterにアップした夜のレインボータワーその1。当日の夜はひんやりしていて絶好の撮影日和。新潟伊勢丹とゴンドラのセットで、朝とは違う表情を見せてくれる。


↑ 最後は特設エリアで感謝を伝える看板と伊勢丹の看板のフルセット。45年間お疲れさまでした。

 夜景撮影は難易度が高いのでほとんどダメかなと思いつつ、フィルムの現像に回したら意外と撮れててよかった感じ。質が良いフィルムだともっとよく撮れたのかなーと思いつつ、本当に新潟の方々に愛されていたタワーなんだなぁーと歴史を感じました。
 夜の万代エリアも美しいので、営業稼働していた時に乗車していればいい夜景が見れたのかなーと悔やまれますが、同じ構造のタワーが新潟県内のどこかにあるらしいので、機会があれば乗ってみたいかな?

 次回の遠征時のがたふぇす(10/19~20)にはもうないと思うので寂しい気もしますねぇ・・・_| ̄|○

 新潟のSoulの一つをフィルムに収められて楽しかったです!