東日本大震災の夜空

 2011年3月11日に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)でたびたび話題になるものといえば、3.11が起きたその日の夜ってすごいきれいな夜空だったよね・・・という話題。
 ただ、その時の記憶って私はないのですよね。発生直後は仙台市内のとある企業の本社ビルの11階会議室で、宙に舞ってましたから・・・激しい揺れで。その後は仙台市内に粉雪が降ったり、とにかく強烈に寒かった記憶しかないのです。津波で行く道はなくなって、いつもなら1時間の距離が4時間ぐらいか。
 被害が大きかった海岸地区はその状態でしたが、比較的被害が少なかった山沿い地域は、とてもきれいな夜空だったらしい。確かにそうだったらしい・・・。


 2024年1月1日16時10分に発生したR6能登半島地震。そこから約8時間経過した真夜中。日付が跨いで2日の某所ドラッグストアで目薬を購入し、ドライブしながら駐車スペースで見上げると、すごくきれいな夜空が広がってました。iPhone15でもきれいに撮れるかなとおもってシャッター押してみたら綺麗に撮れたのです。
 あぁ・・・東日本大震災の時の夜空ってこんな感じだったのかなぁと・・・他人事に感じてしまう。大きな災害が発生してしまい、それが自分と関係ないと感じてしまうとそのように思ってしまうのか。あの当時の人々の思いがわかると、とても切なく感じてしまう一枚。