【旅】長岡の意味深なラーメン屋

 おはようございます。
 3月から月1回程度新潟に来ているのですが、本日は長岡にいます。個人的な都合かつ会員限定のイベント参加のためであるのですが、20年以上の付き合いになる友人と会食するために前日入りしています。
 新潟のほぼ中央に位置する都市で、それなりの規模になる都市であるものの、レトロな仕組みも残っている不思議な街というイメージでしょうか?
 長岡のオープンイベントの時は郊外にあるホテルを取るけど、今回は駅近くなので、距離的なことを考えて都市部のホテルを予約しておいていましたが、今回長岡駅周辺を調査するのは初めてなのですよねぇ。そこで地元民の友人にいろいろと長岡の街を案内していただくことに。


★ Gallery 紗蔵
 長岡駅前からまっすぐに徒歩10分程度の場所にある。
 外観は蔵。ベースが蔵になっている喫茶店だが一見すると喫茶店に見えない。1Fは貸ギャラリーになっていて2Fが喫茶スペースになっている。営業時間が17時までと短いが、本格的なコーヒーが楽しめる。中は昔からある蔵を改装している作りでしゃれていてとてもオススメ。


★ 電脳街?と模型屋さん
 もちろん秋葉原ほどではないが、長岡には電子部品屋と模型屋、レトロハードなどを取り扱うお店、そしてTCGが強いのかトレカ屋も多い。
 前述の喫茶店からほど近い場所にある模型専門店「龍文堂」は昔ながらの模型、プラモデル、ミニ四駆などがあり、プラモデルのカスタマイズ部品も多数取り扱いがあった。大手家電量販店にも同様のコーナーがあるものの、そちらではなかなか入手困難な素材も網羅されており、マニアにはありがたいお店。斜め向かいにはレトロハードとトレカを扱うお店もあり、駅前エリアにはこうしたお店が数か所存在する。


★ 近未来的な建物の正体。
 駅の建屋とデッキで直結されている物件。近未来的な構造物であるが、この建物は実は市役所。市役所と市民ホール、アリーナを合体し、イベントスペースを融合させた解放感あるデザイン。これはすげぇと思った。これにより雨に濡れず駅前を散策することも可能に・・・

★ テラ盛りラーメン屋の恐怖!?
 実は友人曰く、長岡は規模の大きい駅ではあるもののあまり見る店は少ないという。それでも国内最大手のアニメ商材店であるアニメイトも存在し、オタにとっては必要最低限度のモノは手に入るという都市。自分のイメージとしては郡山市より小さいイメージか。路線バスは電子マネー類が使えないので現金は必携・・・それ以外は他の都市とも差はなく・・・


 旧ダイエー建屋の前にあるダイドーの自販機越後交通Ver。ダイドーさんの自販機こういうの出すの好きだよねぇ・・・(´・ω・`) 前述の通り越後交通はIC非対応だがこの自販機だけは対応しているので、IC慣れしている人で恋しくなったら使うといい。JRはSuica使えるのに。


 そして、メインディッシュがこちら。ある意味長岡入りの最大の目的ともいえるラーメン屋のお話。今回友人と呑むお店が都合で2時間遅れることになり、異例の21時ちょっとすぎからしゃれたお店でクラフトビールを楽しむ。長岡の夜を歩いてみると歓楽街としては大きく、洋風居酒屋も多いので呑む場所には苦労しない。そのど真ん中にあるミステリアスな雰囲気のラーメン屋がこちら。一見すると普通のラーメン屋だが・・・このラーメン屋、入るのが難しい。写真は通常営業になる0時?過ぎの退店時の写真なので、お店自体は22時からオープンしています。つまり、シャッターが閉まっている状態で営業しているラーメン屋ということになります。
 翌日のサークル会合の主催曰く、長岡に来たら絶対食べたほうがい良いと勧められての入店となるのですが、事前情報ではシャッターは常時締めているため、自分で開けて中に入ると聞いていました。1次会を終え、このラーメン屋の前に立った時、シャッターも締まっていて看板も点灯せず。本当に営業しているのかと思いつつアドバイスされた通りにシャッターへ手を添え、上にあげると・・・

 あ・・・開いている!しかも営業していて、満員!!!!!!!

 すげぇラーメン屋に出会ってしまった・・・。
 ウマ娘にも登場する自称アイルランド生まれのFさんも驚愕しつつ絶対ハマりそうなラーメン屋といったイメージ。ただ友人はこの店の実態を知っているようで、意味深な注意というより警告をしてくる。そう、量が・・・
 店主の男性がせっせとラーメンの仕込みをしつつ狭い店内を取り仕切る。その表情にラーメン屋独特の怖さはなく、ユーモアを交えてフレンドリーに接してくれるが、これに罠がある。ラーメンの量を自由に選べるのだが、普通とオーダーしつつ、店主のやり取りに乗ってしまうと・・・とんでもない量で入ってくるのだ。事実隣の席にいた男性はつけ麺をオーダーしていたようだが、その量が半端ない。そして・・・少しずつキバを向くことに。


 手作りの餃子はこのボリューム!!しかもパリっとモチモチ感がたまらない。ただまだこの段階では序の口。隣の男性はこの倍の餃子を出されていた・・・とにかく量が多い。(個人的に餃子はとてもおいしかった)


 そしてほどなく来たラーメンがこちら。普通でこれ。すごいボリュームである。気になるお味はこってりではなく、昔ながらのラーメンという感じ。自称アイルランド生まれのウマ娘さんには物足りない味かもしれないが、昔ながらの味という部分ではよい味を出していたラーメンだった。ただ呑みの〆には向かない。これはもはやこれだけで夜の必須カロリーをオーバーしてしまうぐらいの量なので、さすがにつらかった。

 なお、食べ歩き系のブログにもこのラーメン店の詳細が掲載されていたので、興味がある人は行ってみるとよい。ただ真夜中の歓楽街向けのラーメン屋のため長岡1泊は確定なので、遠征組には難易度の高い難攻不落のラーメン屋かもしれない。

 難攻不落のラーメン屋から無事に生還してきた私と友人はホテル前で別れ、ホテルに着いたのは0時半過ぎ。いつもならとっくに寝ている時間だが、そのままベッドに入って眠りにつく。こうして長岡の1日目はさっさと過ぎていき、快晴の朝を迎えると・・・
 新潟コミティアの準備とかも進めたかったのですが、1次会の開始時間が2時間遅れていたのでそれに引きつられる感じのノープランな長岡入りとなってしまいましたが、全体的に収穫があった遠征だったので満足しています。コロナ過の影響でまともに交流ができていなかった友人と3年ぶりに再会できたし、まぁこれはこれで。
 当初からいろいろと身の回りを整理しながら、前向きにこれからの活動をどうするかといった目標も改めて確認できたのでほっとしている。まぁたまにはこうして旅行しながら再確認していくのも悪くない。友人にはとても感謝をしています。ありがとう。

 そうそう長岡の街に入るのは2017年ぶりかもしれない。ただそれは郊外エリアのイベントが目的で都市部中心は初めてだったので。その時は大雪に見舞われたのだけど、今となれば懐かしい香りがする。