【鯖】OSのアップデート後のKVM-QEMU不具合



 東ザナラーンの「キャンプ・ドライボーン」で見た光景だなぁ・・・

 ・・・という訳で、LinuxホストのWindows10パソコンを修復していました。原因はLinuxの定期アップデートをDNFで行ったことによる不具合。Windows updateとは異なって、Linuxの更新は少し厄介なことが多いので良いイメージはしない。しかし行わなければセキュリティ上の問題も。ということで、立ち上がらなくなったWindows10ゲストの修復に乗り出すことに・・・(開始時間は14日の15時ぐらい)

★ 仮想マシンの開始中にエラーが発生しました!
 仮想マシンの開始中にエラーが発生しました: 内部エラー: qemu unexpectedly closed the monitor: 2020-04-14T08:52:55.844144Z qemu-kvm:(中略)failed to setup container for group 1: No available IOMMU models

 CentOS8の定期アップデート直後システムを再起動し、Windows10ゲストを仮想化クライアントから起動とすると、エラーが出てしまいます。
 一瞬、頭が真っ白になったのですが、翌々見ると『IOMMUモジュールを正しく読み込んでいない』というエラーのようです。念のため、動作確認を行えるコマンドがあるので、こちらで調べると・・・

# virt-host-validate
QEMU: 確認中 for hardware virtualization : 成功
QEMU: 確認中 if device /dev/kvm exists : 成功
QEMU: 確認中 if device /dev/kvm is accessible : 成功
QEMU: 確認中 if device /dev/vhost-net exists : 成功
QEMU: 確認中 if device /dev/net/tun exists : 成功
QEMU: 確認中 for cgroup ‘cpu’ controller support : 成功
QEMU: 確認中 for cgroup ‘cpuacct’ controller support : 成功
QEMU: 確認中 for cgroup ‘cpuset’ controller support : 成功
QEMU: 確認中 for cgroup ‘memory’ controller support : 成功
QEMU: 確認中 for cgroup ‘devices’ controller support : 成功
QEMU: 確認中 for cgroup ‘blkio’ controller support : 成功
QEMU: 確認中 for device assignment IOMMU support : 成功
QEMU: 確認中 if IOMMU is enabled by kernel : 成功


 ・・・という具合にシステム上の問題は認められませんでした。『vfio_pci』も正しく認識されていました。色々と調べて格闘した結果、以下の手順で復旧が叶いました。

① allow_unsafe_interruptsオプションの指定
#vim /etc/modprobe.d/vfio_iommu_type1.conf ←新規作成
options vfio_iommu_type1 allow_unsafe_interrupts=1 ←内容を追記して保存


② KVM-QEMUで必要な各種モジュールの読み込み
# vim /etc/modules-load.d/modules-list.conf ← 新規作成
vfio
vfio_iommu_type1
vfio_virqfd
kvm
kvm_intel
↑ 以上を記述して保存。(注:vfio_pciは別ファイルで記述、適用済み)


 再起動を行い『lsmod | grep vfio』等で読み込まれているかを確認。以上でゲストのWin10を立ち上げることが叶いました。ここまで要した時間が12時間・・・一つ一つ障害を調べたので時間がまた。ただ、今回はPCIパススルーが一時的にできず、PCIデバイスを削除するとコンソール上でWin10が起動したので、恐らくPCIパススルー絡みだろうと、そこを重点的に調べていたところですが、モジュールが認識されていなかったとは・・・。

 原因が分かればLinuxも使いやすいのですが・・・。元々大容量メモリ積んだゲーミングPCをHDD大量増備のデータサーバーとして運用しつつ、LinuxでFF14を!というスローガンで進めた夢の詰まったクルル鯖。まだリソースに余裕があるので、別OSの仮想化で練習をしてみようかな・・・

 ちなみに今回のdnf絡みのトラブルで、いい方法を見つけたので・・・。dnf -y update(又はupgrade)を再度行うことができず、upgradeコマンドを使えるのは次回のアップデートまで待たねばならないのですが、万が一エラー発生で途中で停止してしまった場合の『再試行』方法がみつかったので、記しておこうと思う。

 『 dnf list installed > /root/dnf.list 』でリストアップファイルを作成し『 dnf -y reinstall `awk ‘{print $1;}’ /root/dnf.list | sed -e ‘s/\.x86_64.*$//i’ -e ‘s/\.noarch.*$//i’` 』を実行するだけ。するとアップデートしたプロセスを含むプログラムを強制的に再インストール(=再アップデート)させることができます。あとは再起動して新パッチ適用させるだけ。万が一この方法で途中停止する場合は、引っかかったプロセス(プログラム)を『dnf remove (プロセス名)』で削除して、コマンドを再実行すれば再アップデートができる。かなり横暴な方法ではあるが、system updeteで失敗した場合に覚えておこう。



 最近はおこもり需要なのか、FF14のクエストかなり進みました。FF14自体はだいぶ前からアカウントを復旧させてプレイをしていましたが、イシュガルドにすら到達できていない亀ペースの低接続状態でしたが、4月から課金を再開させて、良いFCにも巡り合えて毎日過ごしています。本来の『LinuxでFF14をプレイしたい!』という需要にこたえる形で、メインクエストを進めています。新生エオルゼアのラストは皆離れ離れになってしまい追われるようにイシュガルドへ・・・というシーンは悲しくて泣いてしまった。でも、イシュガルドへ行けたことは大きな意味があるので、このどうしようもないリアルを少し忘れてメインクエストを継続しようと思います。調べたら新生を含め、まだ未攻略のIDや討滅戦があったり、グランドカンパニーの階級上げも進んでいなかったりと、色々課題があるので。プロデューサーさんも確か新型コロナのことで言及はしていたけど、今だからこそ非日常の体験ができるという部分・・・正直リアルマダオ状態にとっては複雑な状況であるけど・・・そこは・・・ね?

 1世帯あたり30万円の現金給付が実現すれば、そして実際に受け取ればすぐに転居という道も開けるのですが、非課税世帯の所得が基準って、ほぼほぼ皆に支給しませんって言っているようなもの。失業してしまったという人は該当しないのではという不安も。それは住民税の課税対象は『前年度(つまり令和元年度)』の所得に基づくため、退職した年度というのは含まれないのです。失業直後は健康保険料も含めそれなりに支払いが増えます。そこに非課税世帯目安ですと言われては・・・
 昨日になって、国民の声が届いたのか、条件付き現金給付を1人10万円という話を与党のだれかが言っていた気がするけど、ほんと、この国の新型コロナ政策は・・・もう・・・という感じ。こればかりはどうしようもないねぇ。
 イベント主催者関係の支援として、直接の休業補償はできないとしつつ、代わりに参加者(消費者)がチケットの払い戻しに応じなければ、その額の一定額を寄付したものとして税控除する案は、個人的に活用したいなーと思った。イベントチケットを払い戻ししなければその額を税控除できれば、その分来年度の住民税や国保税を安くすることができる。イベントやライブ遠征が多い人で大量にキャンセルとなったならその額も大きいはずなのでうれしいと思っている。一方で主催者側はそのままチケット代金をもらえるため、WINWINの関係になれるという。本当にそのような制度設計なのかはわかりませんが、その通りの制度なら活用の余地はありそう。でも、そう簡単にはいかなそうだなぁ。政治の問題もあるので、これ以上は触れないでおく。いずれにしても、この先幸せがあることを願い、今日もエオルゼアを旅していく。

【鯖】ハイウィザード鯖の更新

 今朝、隣町へ向かうために素通りした日本三景松島。平日の日中でも人通りが多い遊覧船発着所の広場には誰一人いませんでした。どうもハイウィザード鯖の中の人です。2月マダオになってからずっと絶望(?)を漂っていたのですが・・・ようやく芽が出る日がやってきました。・・・といっても手に職をつけたいと思い、6月から受講開始になる溶接関係の訓練に応募してきました。卒業と同時に国家資格ももらえるコースなので手に職をつけるという意味合いでは強いコースなのかなと色々と面談、相談を重ねての2か月間でした。一つ山を越えた感じですが、今日の日本有数の景勝地である松島の観光客ほぼ0人という現実に、新型コロナウイルスの脅威を身をもって体感したところ。少なくても12月までには落ち着いてくれれば・・・某首相がV字回復させると言ってても、やっぱり絶望しかない。まぁ、前向きにやっていきましょう。たぶん、なんとかなるでしょう。きっと。

 ハイウィザード鯖ですが8日の午後から調子が悪くなってきましたので、システムの点検とハードウェアの更新、ついでなので新しいOSに入れ替える作業を行いました。IRCとTS3についてはサクっと移管ができたものの、データベース系が伴うサーバーシステムの移行には手惑いました。結果的には1つのサービスを完全に復旧させるまでに1日中かかってしまう。CentOS7と8では考え方が部分、部分異なっているので、google先生と今までの教科書とにらめっこしながら格闘しました。

★ 格闘したコトその1 → php.ini が読み込まない!!
 どこのご家庭のパソコンにもある「php」サービスを設定するファイルに「php.ini」というファイルがあります。通常はこのファイルを設定後、Webサービスを再起動させれば自動的にphpも自動的に読み込まれて終わってしまうのですが、何度Webサーバーを再起動しても、システムを再起動しても反映されません。後にこちらについては「systemctl restart php-fpm」を実行し反映させるという方式になっていました。ブログシステムなどでデータベース(MariaDB)を使用している方はどうもphp-fpmを再起動させることでphp.iniの変更を反映させる方式のようです。Webサーバーを再起動しても変わらないという方はphp-fpmのほうもチェック。

★ 格闘したコトその2 → Dovecotで暗号化した状態でメールが受信できない!!
 こちらも全国のご家庭のパソコンにあるはずのメールサーバーソフト「Postfix」と「Dovecot」
 メールサーバーはこの2つを軸に設定を進めていきます。メールサーバーでプロバイダー外で送受信するには「Outbound Port 25 Blocking(OB25B)対策」が原則となるため、結構手間がかかります。メールサーバーの設定だけでけっこうなウェイトを占めるのですが、送信ができて受信ができないという今までにないケースが発生していました。比較的難易度が高いOB25B対策(要は25番ポートを使ったSMTP送信ではなく暗号化し、587番ポートを使った認証方式で送信を行う設定をしなければいけない)はクリアしても『受信サーバーにおいてサポートされていない暗号を使用しています』というエラー。Postfixの記述にも問題はなく、Dovecotにも記述的問題はありません。エラーもなくサーバーは起動状態。
 数時間格闘した結果、受信サーバーをつかさどる『Dovecot』の詳細なログを取得するために、Dovecotの設定ファイルの一番下に『auth_verbose = yes』『auth_debug = yes』の2つを追記。追記してDovecotを再起動させたら普通に動きました。/(^o^)\ナンテコッタイ
 CentOS8.Xの標準でついてくるDovecotにはこの2つの記述はないので、受信ができないと思ったらログを確認してみるために上記2つの追記、再起動を試みるのが一番かなぁ。

★ 格闘したコトその3 → データベースの復旧作業
 こちらもまた全国のご家庭に必ずあるデータベースサーバー『MariaDB』
 このデータベースについては事前にバックアップを取得し、それをリストアする形でサクっと復旧できました。ただ、それはブログシステムだけ。使っているブログシステムは「WordPress」ですが、こちらについてはそのままデータベースの内容を生かせるので、そのままデータを復旧させて微調整すればなんとか稼働させられます。(php.iniでアップロード可能容量の再設定と再起動で手間取りましたが・・・)
 問題はリストアしたデータベースを生かせないサーバーアプリの場合で、この場合は残念ながらデータベースを再構築するしかなく、結局は当該のデータベースをMariaDBから消去して再び作り直すという手法で乗り切りました。実はこの対応でも数時間かかっているという。

 ・・・そんなこんなで不眠不休でハイウィザード鯖のシステム不具合をなんとか解消させて、昨夜の0時ごろまでに調整と復旧が完了。今朝、サーバーを再起動させて、システムメンテナンスを終えたことになります。長かった・・・_| ̄|○

 今朝の公共職業訓練申し込みで思い出したけど、やっぱりITには向かないのかなぁとつくづく思いました。あの業界は効率やスピード、時代の変化に順応することが求められるので・・・こりゃ無理だわ・・・と。溶接関係の訓練。どうか12人の定員に入れるよう、6月の試験に備えるしかない・・・



 サーバーも復旧し、一応通るかわからないけど2か月待っての希望訓練に申し込みができた部分を祝って(?)宮城県の涌谷町にあるインドカレー専門店「サンタ」に行ってきました。国道108号線沿いに存在するカレー店で、石巻~古川を車で移動するときには気になっていたお店になります。以前からインドカレーが好きで、気になるお味は良く気にりました。お店の雰囲気もよく、セットメニューでオーダーするとナンが食べ放題になるのでお腹いっぱいに食べられます。QRコード決済にも対応しているのでキャッシュレス派にもありがたいお店でした。田園のど真ん中にあるお店ですが、お客さんはそれなりに多く、コロナの影響とは皆無のようでした。また食べに行きたい。



 わが村にもついに桜が舞い散る季節がやってきました。ドライヴしているときも桜並木きれいだったなぁ・・・お花見は今年ゲームの中だけになりそうですが・・・(´・ω・`)
 ・・・とりあえずSwitchは高くて買えないので、3DSの旧型でどう森やっています。不用品の処分でだいぶへったけど、メディア系は低価買取になってしまうので、ゲーム関連は残っている感じですね。グッツについても低価格での引き取りになるので、好きなものだけを残しさっぱりに・・・



 あとはFF14も復帰しています。これまではフリーでのんびりと過ごしていましたが、割とフレンドリーなFCと巡り合えて、そこでまたのんびり過ごしています。サーバーをいじりながら仮想化しているWindowsでプレイしているので、FF14プレイしながらサーバー運用しているという、そんな感じ。紅蓮の解放者(リベレーター)のエディションまでは購入しているのに、まだ蒼天のイシュガルドにたどり着いていない亀ペースですが、やっと黙約の塔を通過したところなので、もうちょいでイシュガルドに行けるかな?

 そんなFF14を運営しているスクエニさんでもついに社員さんの新型コロナウイルス感染者が確認され、世界的な蔓延でFF14の開発、運営にも影響は出ているようです。急速に経済が委縮する中で生き残れるのかなぁ・・・と不安な日々はまだ続きそうです。少しはイシュガルドに夢を見てみようかな?

 ・・・希望の光が、明日も明後日も・・・未来にも来ることを信じたい。

【鯖】CentOS8のKVM-QEMUの仮想化の整理

 ハイウィザード鯖の中の人です。新型コロナウイルスの猛威が地元を襲い始めています。宮城/仙台の繁華街『国分町』にほど近い洋風居酒屋でクラスター感染が発覚。一気に感染者数が増えちゃった感。いよいよか・・・という感じです。仙台市での感染流行は、同時に東北地方のポータル都市でもあるので、東北地方細部まで感染の波が押し寄せるという・・・とりあえず『正しく怖がる』を軸に、基本的な衛生対策で乗り切っていこうと思います。

 さて、3月30日の日記でも触れている『CentOS8.X』での『KVM-QEMU』仮想化についてですが、あの後少し不具合もあったので数回インストールし直しをしています。この影響で使っていたWindows7ProのプロダクトKeyによる認証がうまく通らなくなり、Microsoftのアクティベーションセンターとライセンス認証技術サポートセンターの職員さまとの協力もあり、最終的に落ち着いたのでWin10Pro-64Bit版の導入までを整理したいと思います。

★ CentOS8.XにおけるKVM-QEMU仮想化の手順
 最初にCentOSの公式サイトからCentOS8のISOイメージを取得し、DVDに焼いておきます。その後UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)モードでDVDからインストールメディアを立ち上げ、CentOS8.Xをインストールします。
 インストールが完了したらライセンスに同意したうえで、以後はSSHを使い、いつも使用しているWindows機で操作していきます。(実機のデスクトップで「GNOME端末」を立ち上げてもOK)
 CentOS7.Xまではyumを使用して各種アプリケーションをインストールしていましたが、CentOS8.Xからはdnfを使います。yumがdnfに変わっただけで使用感はさほど変わりありません。各種レポジトリやOSのアップデートを着実に行っていきます。初期設定が一通り完了したら、KVMとQEMU関連のセットアップに入ります。

 以下のコマンドを実行して環境を整備します。

# dnf -y groupinstall ‘Development tools’ ← 開発関連のツールセットのインストール
# dnf -y -y install zlib zlib-devel glib2 glib2-devel ncurses-devel SDL-devel ← 同上
# dnf -y install qemu-kvm libvirt libvirt-client virt-viewer virt-install virt-manager ← KVM-QEMU関連導入


 以上3点をdnfで導入したら「systemctl enable libvirtd」「systemctl start libvirtd」でサービスを起動、再起動時自動起動するように設定しておきます。

 基本的な「KVM-QEMU」導入はこれだけですが、ここから少し手直しが必要で、以下の手順で調整をします。

① /etc/default/grub を編集。「GRUB_CMDLINE_LINUX」の項目の最後に『intel_iommu=on nomodeset』を追記します。これでiommuをonにした上でGPUをロードしないようにします。編集が終われば「grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg」を実行してブードローダーを再構築します。
②  「 lspci -nn | grep -i nvidia 」でGPUのベンダーIDとデバイスIDを調べ「# /etc/modprobe.d/vfio.conf」を新規作成し『options vfio-pci ids=XXXX:ZZZZ,YYYY:NNNN』(調べたベンダーIDとデバイスIDを記述)して保存する。保存後「# echo ‘vfio-pci’ > /etc/modules-load.d/vfio-pci.conf」を実行して再起動を行う。
③ 「# /etc/libvirt/qemu.conf」の「nvram」を有効にするため当該の行の#を消す。
④ CentOS8.Xのホーム画面より「仮想化マネージャー(virt-manager)」を起動し、ガイダンスに従ってWindows10のインストールを行う。インストールを実施する前に各種設定を必ず行う。(PCIデバイスの追加でGPUを指定する、UEFIでのインストールを選択するなど)
⑤ NVIDIAのGPUの場合は「# virsh edit (仮想化タイトル)」を実行し、編集が必要です。(Error 43 : Driver failed to load 対策)
 <features>と</features>の間に「<vendor_id state=’on’ value=’whatever’/>」と「<kvm><hidden state=’on’/></kvm>」を記述します。value=’whatever’のwhateverは12文字ちょうどの英数字であればOKなので、推しのキャラネームを入れても12文字以内なら大丈夫です。終セラのフェリドさんの本名はちょうど12文字だったので、今回はそれにしました。(ぉぃ

 ・・・基本的な作業はここまで。Windows10が起動したらライセンス認証を行い、無事に認証が通ればドライバーのインストールなどを経て、GPUパススルーによる3DゲームなどをLinux上のWindowsで楽しむことができます。作業時間はおおむね6時間ぐらいでしょうか?私の場合は無駄な作業も多かったので倍以上かかったり不具合が多かったり・・・と大変でしたが、OSインストール直後に仮想化環境を整えるよりも、先に「dnf -y update」を実行して最新のOSにしてから仮想化環境を整えると、後のWindowsインストールに影響が出ないのかなぁと思っています。LinuxはKernelが変わるた度に中身が変わってしまい、依存性エラーでとんでもない方向へ行ってしまうので・・・。

 今後の課題は仮想環境上で動くWindowsのバックアップ方法でしょうか?再インストール回数が一定回数を超えるとライセンス認証が通らなくなるなどの不都合も生じます。特にWindows10の場合はかつてのWindowsとは異なり、無償アップグレードの関係もあってライセンス認証の手段が複雑になっています。場合によっては正規のプロダクトKeyを保有していても、再度ライセンスを購入せざる得ないこともあり得るため注意が必要です。今回は正規品であることをサポートで確認して頂けたのでWin10のプロダクトKeyを頂くことができましたが・・・再インストールに頼らないバックアップ方法を考えたい所。
 仮想化自体ファイル管理なのだから仮想化ファイルをバックアップすればいいじゃないという説もあるのですが「qcow2」形式のファイルはそのまま別のQEMUでは使えないようで・・・物理PCと同等のバックアップ手段が欲しいなぁといったところ。BIOS時代のバックアップソフトしかないのが玉の傷・・・(´・ω・`)

 クルル鯖のデータサーバー(Linux)とWindows10仮想化環境のダブル運用において、大容量のデータのバックアップにWindowsのバックアップは常に悩むコロナの春。新年度を迎えられた皆様、どうか体調にお気をつけてお過ごしください。

【鯖】e宙?(CentOS8.1 導入編)



 e宙?中国語はわからないのでなんと呼ぶのか教えてください。(事務連絡)
 青い箱に「PCI CARD plug&play」とでしか書いていない。対応OSはWindowsXP ~ Windows7まで。



 背面には6種類のPCIデバイスの写真に英語で様々な記述がある。一応Win95から対応とあるけれど実際に動くかは全くの不明。箱も若干押された感じがして『THE中華』といったところ。まさに中国4000年の歴史が生んだ、PCIデバイス『e宙』

 新型コロナウイルスの猛威が止まらず、2月には自宅警備員となってしまい、サーバーのデータを整理しつつ、普段はデータサーバー、時々Windows10-Pro起動でFF14をプレイしている『クルル鯖』のOSを『CentOS8.1』に変える作業を終日しておりました。
 元々、CentOS7導入のクルル鯖。CentOS7もまだサポートされていますが、最終のサポートは2024年6月末とあと4年の命。一方で2019年秋には最新の『CentOS8.X』がリリースされ、早めに移行したほうがいいなと思い、データとハードウェアを整理の上、CentOS8.1の導入。・・・そして早々、問題になったのが『e宙』デバイス。

 『e宙』デバイスの正体は増設用の「Serial ATA Controller」です。マザーボードのSATAの数では足りないため、増設用のSATA端子を増やして対応していました。(Amazonで1000円以下だった気がする)PCIデバイス搭載のBIOSも2005年のものでかなり古いのですが、CentOS7.Xでは何もしなくても普通に使用できたデバイス。しかし、CentOS8では認識せず、接続しているはずのHDD2台が認識しません。

 CentOS8の標準でこのデバイスに対応したドライバがないことが分かったため、この調査に数時間・・・。様々な文献を漁ります。そして念願のデバイスドライバーが入ったRPMを発見。インストールに成功。

☆ RAID bus controller: Silicon Image, Inc. SiI 3114 [SATALink/SATARaid] Serial ATA Controller (rev 02) の CentOS8 の認識方法

 e宙で使用されているチップの型番が『SiI 3114 [SATALink/SATARaid] Serial ATA Controller』らしいので、以下の手順でデバイスの認識状況を確認します。

# lspci -v ← 接続されているPCIデバイスの詳細情報を出力
XX:YY.Z RAID bus controller: Silicon Image, Inc. SiI 3114 [SATALink/SATARaid] Serial ATA Controller (rev 02)
         Subsystem: Silicon Image, Inc. Device 7114
         Flags: bus master, 66MHz, medium devsel, latency 32, IRQ 19
         I/O ports at d140 [size=8]
         I/O ports at d130 [size=4]
         I/O ports at d120 [size=8]
         I/O ports at d110 [size=4]
         I/O ports at d100 [size=16]
         Memory at ef380000 (32-bit, non-prefetchable) [size=1K]
         Expansion ROM at ef300000 [disabled] [size=512K]
         Capabilities: [60] Power Management version 2
         Kernel driver in use: sata_sil
         Kernel modules: sata_sil


 ポイントになるのは下から2行の太字。認識しているデバイスが使っているドライバーの名前がわかります。この名前で検索したところ当該デバイスのドライバを見つけることができました。

★ インストール方法 
1、elrepo-releaseのダウンロード
# wget https://mirror.rackspace.com/elrepo/elrepo/el8/x86_64/RPMS/kmod-sata_sil-2.4-2.el8_1.elrepo.x86_64.rpm
2、elrepo-releaseをインストール
# rpm -Uvh elrepo-release*rpm
3、ドライバーのインストール
# dnf install kmod-sata_sil


 インストール後に再起動させると、CentOS7時代のように正常動作して、接続している2台のHDDを使用できるようになりました。まだ2つSATAポートの空きがあるため、さらなるHDD増設の夢が残っています。これでしばらくは安泰・・・しかし、ここまでで6時間はかかっているの・・・IT苦手なのはこの辺りでバレそう・・・

 あとは仮想化(2019/4/6の日記でも詳細は記載)の導入になりますが、最新OSだけあって導入に苦労しませんでした。変わっている点として・・・

① QEMU(KVM)関連のインストール
# dnf -y install qemu-kvm libvirt virt-install ← インストール
# virsh version ← ヴァージョン確認


コンパイル時に使用したライブラリ: libvirt 4.5.0
使用中のライブラリ: libvirt 4.5.0
使用中の API: QEMU 4.5.0
実行中のハイパーバイザー: QEMU 2.12.0

※ CentOS8では特にレポジトリを入れる必要がなかった。とりあえず、そのまま入れます。

#systemctl enable libvirtd(←libvirtdの自動起動設定)
#systemctl start libvirtd(←libvirtdの起動)


 あとは昨年行った作業と同一なので、ここでは触れませんが、CentOS8になってからは従来のヴァージョンと比べ大幅に手間が減っています。ここは地味にうれしいところ。最後は入れなおしたWindows10と別の領域に退避していたバックアップデータを元に戻すだけでデータサーバーも復旧します。



 クルル鯖には2つのNICが存在していました。そのうちの一つがこのPCIカードのLANボード。一応バッファロー製のメーカー品です。普通にCentOS8でも認識する品です。
 しかし、CentOS7時代からこのボードをパススルーしても仮想化したWin10を立ち上げるとハングアップを起こしてしまい使い物になりませんでした。そのため、ハイウィザード鯖とミカエラ鯖(停止中)と実家のネットワークを分けるためのNICとして使用。仮想化先のゲストOSで使うことはありませんでした。
 今回はOSも新しいし、改めてこのNICをパススルーして動作を確認しましたが、やっぱりハングアップ。原因を調べてみると、QEMU-KVMのパススルーの仕様上、ハードウェア単位ではなく同じグループに属するデバイスすべてをパススルーしないといけないらしい。このNICはなんと『e宙』と同じグループに属していたため、e宙との競合でハングアップを起こしていたらしい。この中華!!



 iTmediaの質問コーナーのキーワードランキングが荒れているなぁ・・・(´・ω・`)



 仮想化ゲストのWindows10の必要なソフトを入れ直し、調整完了。やはり古いSATA PCIデバイスを経しているので、スタートダッシュに難ありだけど、CentOS8.1環境でもFF14はもちろん、往年の迷MMORPGラグナロクオンラインもサクサク動きます。現状CPUがIntel Core i3なので、ゆくゆくはi5にしたい所ですが、貧乏暇なしの私にとっては好都合な構成になっています。また、データサーバーのみの用途で使っているクルル鯖も今後はハイウィザード鯖とミカエラ鯖を統合(仮想化)を検討したい・・・など、夢が広がる一台だったりします・・・夢は・・・どうなるか?

 新型コロナウイルスの関係。かなり深刻になっているようだ。東京でここ数日の間に40~70人近い感染者が毎日報告されていて、外出自粛令も発動中。普段車を使って街を走っても、仙台市内を歩いて散策しても人通りはまばらで、いつもの平日以下の水準に。2週間前の常磐線全通の時は、まだ居酒屋もにぎやかだったけど、今ではさっぱりらしい。そこに冷たい雪が東京を包む。ある意味、人類の終わりを感じさせられるような映像に、この先どうなるのかなと思う。既に気持ち的には新潟へ転居する方向で準備を始めたが、仕事の量も減りつつあるので、某総理がV字回復します!といっても実感がない。幾度の困難を乗り越え皆勤賞で行われていたコミックマーケットも中止が決まり、イベント関係もひんやりしつつある。身の回りでは咳が出ればコロナかと思うぐらい体調に気を遣う。それでも今日現在宮城では2人しか感染者はおらず、今のところ平和・・・なのかな?

 とりあえず自宅警備員だけど、家がなくなったわけではないので、できることはしっかりやって、前に進んでいく。それぐらいかなぁ。古いPC機材や不用品を売却してなんとかつながっているけど、不安と資金難は精神を病む・・・(´・ω・`)

 この国難に私は立ち向かえるのだろうか?(立ち向かわないといけないのだが)

【機+近】3DSに64GBのmicroSDを実装



 Switch版あつまれどうぶつの森(あつ森)が発売されたその頃、私の2DSは短命に終わったのですが、直後に購入した初期型の3DSが3500円という情熱価格で。毎日愛用しております。はい。
 2DSも3DSも共通しているのは、保存媒体としてSDカードを使用するのですが、付属しているSDは4GBとちょっと少ないかなーと、自室に眠っていた32GBのSDを挿して使っていました。しかし、それではもったいないということで、欲張って64GBのmicroSDをアダプターに変換して挿入。すると、なんと倍増。容量が2倍に・・・。
 通常SDカードのFAT32フォーマットは32GBが限界なのですが、FAT32などの形式でフォーマットできるプログラムがフリーソフトで配布されており、それを活用する事で認識させることはできるようです。本来の3DSは32GBまでですから、その2倍ソフトを保存できることになるのでお得かなぁと。と言ってもそもそもダウンロードしてソフトを買う予定はないのであまり意味はないことと、メーカーの動作保証外なのでデータが消えても文句は言えません・・・(つд⊂)エーン

 各種SNSのログのチェックを進めています。某消去ツールで一括消去するなど対応をしていたのですが、あまり使わないほうがいいみたいです。面倒だけど一点一点消していく感じに。古い投稿は今の情報とは異なるので、基本的に意味はなく、他意もないので、整理していこうかなーと考えています。せっかく時間はあるのだから、ゆっくりと。銀行にも出かけて、新居転居費用を短期間で集められるように口座の再編を行ったりと、充実した1日でした。明日は明日でまた忙しい日々ですが、やれることから着実に進めていきたいところ・・・(´・ω・`)

【機】2DSぶっこわれました。

 昨年末、春日部の中古屋で手に入れた2DSが不調になり、そのままお亡くなりになりました・・・。なぜ故障したのかは不明ですが、電源が突然入らなくなったり・・・不安定になり。
 実家の自室には大量のジャンク品が…両親からはジャンク屋とかバカにされている部屋ですが、2DSを含め、不用品を一括で買い取ってもらいました。その店舗では20%の買取アップをキャンペーンで行っていたので、それなりの額で引き取って頂けたのは唯一の救い。その金額で…



 3DSを買ってしまいました。中古品で3500円+税でした。商品詳細だと本体のみでそれ以外の付属品なしの価格でしたが、実際にはSDカードとタッチペンが付属されていて、充電器を税別900円で購入するだけ。春日部で購入した2DSの6980円を大幅に下回る低価格で、高級感のあるワインレッドの3DSが手に入る…これは感動ものでした。
 ・・・といっても、最近のゲーム中古市場の低買取相場が顕著で、震災前まではゲームハードと人気ゲームソフトは常に高額買取の世界でした。しかし現状は、そこまでの買取金額になりません。実際に店頭へ並ぶ売価から3~7割の買取水準は変わっていないものの、旧型機に関しては容赦なく低価格での取引になるし、現行機種のPS4やSwitchでも1万円を大きく下回る金額が提示されることが多いそうです。精々、人気ソフトの同梱版が高額買取の対象になっているらしく、どこも在庫を抱えている→だから買取金額が低く抑えられているのが現状。
 昔は質に出す感覚で、経済が不安定になればサラっと売って現金化というのもあったのですが、世間は厳しいようです。
 不用品があまりにも多く、埃にかぶったグッツ関係、フィギュアを一括で整理。買取不可のうち、どうしようもないアイテムについてはそのまま廃棄しました。一応液晶ディスプレイは当面、サーバーのバックアップ目的で残しておきましたが、ゆくゆくは廃棄の方向かなぁと押し入れスペースを見ている。コスプレ衣装ももう着ないだろうROの「ロードナイト衣装(男性)」についても売却困難のため廃棄処分かなぁ・・・3万円したんだけどねぇ。
 そのほか、業務用ルーターで一応研修用として500円で仕入れたCiscoさんのルーターも眠っているのですが、これも使い道がないし、サーバーも新生活に伴ってクラウド化の計画を立てているので、売却か廃棄処分かのいずれかかなぁ・・・
 そうそう、昨日は8年ぶり、どうぶつの森の新作となった『あつまれどうぶつの森』が封切されました。しかし、新型コロナの関係もありひっそりした発売開始だったようです。私が一括で売却した後に立ち寄ったゲームショップでも特設コーナーが設けられ、予約なしでも普通に買える感じでした。
 ただ、Switchの仕様なのか、発売前から話題になっていたセーブ絡みの説明を受ける人が多かったイメージかな?私がレジに並んだ前のお客さんもSwitch本体とあつ森を購入したカップルがいて・・・店員がSwitch一台につき一つの島しか作れないと告げると少し押し問答という感じのやりとりがありました。Switchの場合ゲームセーブデーターが本体になる?ような話し方でしたので・・・



 で・・・私が買ったのは3DS版大乱闘スマッシュブラザーズ。1270円+税。一応キャッシュレス5%があるので実質1000円を割るかも。Switch版スマブラSPが最新作ですが、そもそもSwitchもっていないし・・・でもスマブラがやりたくなったので…3DS版を仕入れました。

 3DSの操作感ですが、2DSとは異なって折り畳み式だからコンパクト。ポケットにも入るし高級感のあるワインレッドなら持ち運んでも恥ずかしくはなさそう。3Dの表示についても体験しましたが、私の場合は逆に酔ってしまうかもしれない。何度か3D対応ゲームで3Dモードにしているが、目の疲労感が結構強く、2DSモードで遊んでいます。ネットワーク経由でソフト類が買えるのは2DSと同等。New3DS(2DS)ではないため非接触カードであるamiiboには対応していませんが、すでに購入済みであるカードリーダーがあるため、普通にamiiboカードが使えます。小さくなった高級感のある2DSといったところかな?ただ、Switchの登場からもう数年経過しているので、3DS→Switchへの移行は顕著のようでNintendo DS発売から続いた歴史に終止符が打たれるのも近いのかなぁと感じています。これも時代の流れでしょうか?

 光回線の契約も5月以後見直す予定です。引っ越しを想定した取り組みになりますが、2年割を廃止するだけ・・・の予定です。NTTのフレッツ光において、2年割という2年契約で月額770円を割り引くという契約方法なのですが、よくよく考えたら月に770円のために2年間契約を縛られるというのは癪に障るので。で、途中で解約すれば10450円請求されるという、ある意味ぼったくりの契約なので。引っ越しの際にこの金額がどかーんと請求されると困るので、月770円のためにということでばっさり事業仕分けしちゃいます。その分、使っていないサービスなどを解約したことで770円分は捻出できるので、トントンになるのかなぁ。

 いつか、PS5とかSwitchとかほしいなぁ・・・(´・ω・`)

【乗】久々に乗り鉄。

 3月といえば、毎年恒例、JRユーザー泣かせの『ダイヤ改悪』JRグループの『ダイヤ改正』が行われるのですが、今回のネタは『なんとかげーとうぇい駅開業』と『常磐線の完全復旧』の2つでしょうか?それ以外にも新規開業の駅があったり、今まであった列車が廃止されたりと、ダイヤ改正で去る者、来る者が多い時期。車移動が主体になってからは気にすることはなくなったダイヤ改正でも常磐線の完全復旧+仙台~東京間の在来線特急の復活は、ある意味、ガチの『ダイヤ改正』だった。
 私が好きな鉄道旅行系動画配信者さんもこれを取り上げていて、震災前はよく利用していたあの特急が、最新型の特急車両で蘇るという感動はもう感無量。仙台~東京は新幹線移動が定番。でも新幹線は往復で2万円近くかかる。けど、切符の買い方によっては乗車券部分を3~5千円安くできるため、行きは常磐線特急(当時はスーパーひたち)の指定席を。帰りは新幹線指定席。必要な乗車券は仙台市内~仙台市内(日暮里経由)と日暮里~上野(又は東京)間の往復乗車券。これだけで確か1.7万円ぐらい。えきねっと割引よりも安いこともあって、この方法は良く使っていました。
 もっとも昔は東北本線と常磐線の利用においては運賃特例が存在し、常磐線を使っても東北本線の運賃で計算するという特例があった。この時は使えなかった術ですが、いつしかこの特例が廃止され、乗車券を通しで買う『一筆書き』のルートで買うことで乗車券部分を安くできる。JRさんの運賃は長距離になればなるほど安くなるため使える術だったのですが、東日本大震災の影響で運休となり実質できなくなってしまいました。(今回の改正前でも、代行バスで連絡していたため、この方法は使えましたが、代行バスとの連絡時間帯が限られ、かつ快速を含む優等列車もないため、それなら新幹線を使ったほうがコスパが良いため現実的ではなかった)
 しかし、常磐線が完全に復旧しても、仙台から特急で東京方面へいくことは叶わない。と思っていたらまさかの1日3往復を復活させるというニュースは、なんとかげーとうぇい駅よりも激震でした。しかもいわき駅での増解結もなしで10両フル編成で。JR東日本のエースでもいえるE657で仙台~上野・東京・品川という。もう胸アツでしかない。・・・チケット狙ったけど買えなかったのよねー(ダメじゃん)

 それぐらい、この特急には思い出がたくさん詰まっているのですよ。



 ・・・というわけでいつもの電車がやってきました。この列車にその常磐線から乗ってきたフォロワー様が乗車しておりましたので、途中から乗り鉄旅行参加させていただきました。



 小牛田から石巻線で女川へ。石巻駅で1時間程度の待ち時間があったので、仙石線ホームよりに洒落たカフェがあったので、そちらでコーヒーを頂きました。



 そのあとは女川へ。けっこう乗車率は良かったですね。仙石東北ラインの列車も一部直通していますが、本数は少ないのです。女川駅は震災後作り直されて、降りると目の前に復興商店街があります。



 ・・・なお、女川駅ではSuicaが使えない模様。文明の利器が行き届いていない・・・(´・ω・`)



 ローカル線の列車あるあるだけど、ちょっとしたらくがきもあって風情も感じるなぁ・・・



 この後は石巻で仙石線に乗り換えて仙台へ。仙台に到着後は仙台市地下鉄の乗り鉄をしてみました。1日乗車券(土日祝ver)で620円になります。これで仙台市地下鉄全線が1日乗り放題に・・・(平日はもうちょい高かった気がする)



 昔の1日乗車券は絵柄(写真付き)のテレフォンカードみたいな乗車券だったのですが、現在は自動券売機で購入するタイプになっていました。現金のほか、Suicaなどでも購入可能です。



 仙台市地下鉄の東西線の八木山動物公園駅は日本一標高が高い地下鉄駅として有名で、また夜景もきれいなのでオススメ・・・(*´Д`)



 乗り鉄のお供にオススメなアプリといえば『駅メモ』と言う、駅に到着してチェックインしながら駅を集めるゲームがあります。しかし電波の届かない又は位置情報が把握しにくい地下鉄は攻略困難と言われています。それは仙台の地下鉄の例外ではなく、地下鉄で移動しているときにチェックインしようとすると全然逆のほうに進んだり、または先に進んだりと迷走してしまいます。でも、一番のMVPがコレ・・・。仙台市地下鉄南北線『長町南』駅のGMがハローワーク仙台って・・・。同席していたフォロワーさんもこれには苦笑い。尚、この駅にはハローワークはありませんよ!(注:HW仙台の最寄り駅はJR仙台駅)



 ・・・仙台市地下鉄を乗り倒し、例のハローワーク仙台(本当の)にほど近い仙台駅東口の酒場で飲み会を実施。新型コロナの影響もあって人が少ないかと思いきや、いつもとは変わりのない賑わいでした。東口も最近は飲食店が増え、この日はどの酒場も満員御礼状態。コロナウイルスの影響は皆無のような雰囲気でしたが・・・果たして?



 最後はフォロワー様を東口のホテルまで見届け、最終列車で帰宅の途に。
 東北本線 → 石巻線 → 仙石線 → 仙台市地下鉄東西線 → 仙台市地下鉄南北線と色々堪能できた乗り鉄の旅でした。しかし文明の利器であるはずのSuicaのエリアが意外と少ないことには驚かされる1日でした。JRではSuicaを軸としたチケットレスをやりたいらしいけど、とても程遠いようなイメージも。それでも紙のチケットのほうが風情があって個人的にはいいな。

 今週は色々とあった1週間でしたが、それなりに決意もできつつあったので、それに向かって邁進するしかないので、その話は別の機会に・・・。途中から同席させていただきましたフォロワー様に感謝を申し上げつつ、今日のダイヤ改正はある意味すごいものだったので・・・



 ・・・仙台駅で『品川』の文字を見るなんて。これ、夢じゃないよね?夢・・・じゃないよね?

【近】もしかすると・・・

 2月で実質的に仕事を失ってしまい、次の職場を探す。まるで9年前の東日本大震災の時を思い出すような境遇にいるのです。あの時も国難。そして新型コロナで国難。同じ感じかなぁ。



 ・・・実は3月10日~11日はある事情で新潟市内を訪れていました。宿泊はせず、車を寝台化改造を施し車中泊の耐久性を確認するのもあります。この日のために2500円でDIYしていたのですが、わりと不便なこともあった。特に10日は相次いで新潟市内で新型コロナの感染者が報告され、公衆浴場などの施設も閉鎖。道の駅の売店も閉鎖されていました。



 ・・・とりあえず、当初の予定はすべて終えたので、11日の日にはかえってきたのですが、やはり、これまでのリアルの経緯から、基本的に宮城を離れる方向で考えています。急な失業であったため、ほぼほぼ預金もない状態ですが、できる限りの節約をして、引っ越し費用を捻出したいと考えています。
 前々から感じていたのは、新潟のほうが精神的にも落ち着く部分はあるし、環境を変えるのも一つの方法でもある。その観点から、少し痛みを伴う改革をしようと・・・



 ・・・こういう物件もいいよね。という感じに、新潟市内の賃貸物件の相場も聞いてきたので、それに向けて準備を進めていく。という段取りになると思います。

 この関係上、様々な活動に部分的な影響がでると思っています。ネットワークにおいては『ハイウィザード鯖』の運用形態の見直しを来月以後行う方針です。IRCやTS3サーバーなどを提供しているハイウィザード鯖は現在自宅の自室にあるサーバーで運用しています。しかし月のネット使用料が5000円近いなど高コストの悩みもありました。NTTの2年割光回線契約でコストダウンしていますが、その更新月が目の前に迫っていたので、いったんネット回線を解約(又は休止)する方向で考えています。引っ越しが実際に始まると月単位でサーバーが使えなくなることを避けるため、回線休止中のハイウィザード鯖についてクラウドサーバー(レンタルサーバー)を一時的に借りる方向で検討しています。



 実は3月は誕生月なので、五徳屋さんにお祝いをしていただけました。あとは秘密基地も見せていただき、和服の試着体験など貴重な体験もさせていただきました。やっぱりこの場所にいるととても幸せを感じるのです。これからも大切にしていきたいつながり・・・



 新型コロナウイルスの関係で大変な状態であるけれど、進退とは前に進むしかないので、ここはしっかりと冷静に分析して、着実にコマを進めていこうと思っています。そして少しでもこの騒動が落ち着いてくれることを祈っている。

 現在、様々な関係機関と求人情報を探りながら、前向きに活動を続けています。必要最低限の活動の中でも精力的に、アクティブに動いて、少しでも良い結果を得られるように努力していこうと思っています。しばらくはご心配をおかけしますが、引き続き交流とご支援、応援をよろしくお願いしたいと思っています。



 いつも訪れたときに眺める日本海の海岸。この潮騒に憧れる形で、新生活への準備を進めるミッション。大変だけどやるしかない。具体的な行動はまだ先にはなりますが、前職を失ったのは、とてもショックだった。よね・・・(´・ω・`)

【近】弥生になりました。

 新型コロナウイルスの猛威が止まりません・・・(´・ω・`)
 2月に前職が轟沈した直後から役所回り週に1~3回。さすがに説明会で30人ぐらい収容できる会議室へ5~60人缶詰は勘弁してほしいと思うぐらい・・・その時点ではまだ宮城県に感染者はいませんでしたが、ついにクルーズ船関係の旅客1名が感染していたことが判明、一気に経済活動が収縮している・・・状態。ただ、その方は下船時に国から要請されていたコトを守っていただけたのか、帰宅後は家に閉じこもっていたらしく、移動時には基本的な感染予防策を打っていたので、3月6日現在1名だけで踏みとどまっている状態。感染者が経由したとされる仙台駅も1~2週間に1度は通過するが、特段マスクとかせずに利用しても症状はなく、問題もありません。問題があってもマスクは7枚しかないので、ここぞという場面しか使いませんが・・・



 ・・・とりあえず単刀直入に申し上げますか。クソデマ厨いい加減にしろ!製紙会社や各種メーカー、店舗関係者の気持ちを踏みにじるな。

 国難レベルの災害や騒動が起きるとデマが起きやすいというのは置いておいて、9年前の3・11東日本大震災、正式は東北地方太平洋沖地震というらしいのですが、3月だとこの話題がメインになってくるのは地域柄そうなんです。そのタイミングで、面白いドキュメンタリー映画が封切されたので、見にいってこようと・・・

 タイトルからお察しの通り、例のあの原発の話です。
 あの原発については、大洗の遠征の時に必ず素通りするので、天候がよく夜に通過すると、1号機~3号機の排気塔の白く照らされる夜景がまた美しい・・・けど、それが現実なんだなぁと車越しに見える、あの原発の話なのですが、確かに震災の時は爆発したら、もう宮城にも住めなくなるだろうなぁと思いながらラジヲの報道をずっと傾けていた気がするんですよねぇ。



 ・・・実は地元の映画館、今日が封切集中日で、特に春休みアニメ映画大放出の時期ですが、新型コロナの関係で6作品が延期に・・・。たぶん、この空いた上映分のホールは稼働していないのか、日中もレイトショー時間帯も誰もいない・・・(´・ω・`)
 今回見た『Fukushima50』も注目映画の一つで、地元劇場の例でいえば、注目作の封切日当日は平日でも混雑するのが普通・・・なのですが、6作品の延期に加えて、新型コロナの影響で混雑せず。そして、この注意書きが・・・



 ・・・あっそうか、大震災トラウマを抱えていると、そうだよねぇ。ある意味大震災3大タブーが全部入っているもんね・・・(大震災3大タブー=震災の揺れと津波と原子力災害の3つは地元でもあまり大声では話せない・・・)
 もっとも、東日本大震災でダイレクトにダメージを受けた東北3県の劇場にはこの注意書きが置いてありそう・・・関西地区とかダメージを受けていない地域の劇場にはおいてなさそうな。ある意味タブー視している地域ならではのアレだと思うのですが・・・

 ・・・いきなり、クライマックスでした。えっもうそこから話始めるの!?震災が起きるちょっと前の幸せなシーンから始まるのじゃなくて、もう2011年3月11日14時46分の揺れが始まった時から物語が始まる、ある意味絶望からのスタートだった・・・あの注意書きは必要だった・・・やっぱり。

 ・・・ちなみに、同刻、私は仙台市内の中心部にある12階建てビルの11階会議室で宙に浮きながらコピー機とダンスしてました・・・_| ̄|○

 ・・・ドキュメンタリー系の映画なので、すでに周知の事実が9割。それでも、中々現場の話が見えないので、その現場で何が起きていたのか?という見れていない部分が詳細に描写されていたので面白かったですよー。実際の事故現場はより深刻で、映画で描かれているシーンはソフトに表現しているのだろうけど・・・最後までベストを尽くした感と、当時の政治や電力会社本部のgdgd感も再現されていて、あぁ、そんな感じのやりとりもあったなぁと。当事者の東電さんも首をよく縦に振ったなぁ・・・と思いきや、東京電力(=東電)じゃなくて『東都電力(東電)』だったんだよなぁ・・・(察

 いつも映画館で見る映画といえば、好きなアニメの劇場版だったり、サスペンス物が多い、あとは洋画も多いのだけど、たまーには真面目なのを見ようかなーとセレクトしてみました。ドキドキハラハラ感や現場でのリアルになんとかして!って感じの描写もポイントなので、オススメです!

 ・・・しかし、一部劇場では小中高の生徒利用の自粛だったり、席を1席開ける対応を取るというぐらいに、新型コロナの影響がジワジワ効いているのか、日中の分で200人ぐらい収容できるホールに2~30人程度。最も大きいホールで500人ぐらい収容できる上映回(レイトショー)の場合でも50人超えなかったぐらい人がいなかった。(注:2周してました)ほかの上映作品の動員数も極端に少ない感じで、ホール前の廊下もだれーもいない。こんなシネコン映画館見たことない・・・やっぱり封切予定6作の延期が地味にダメージ効いているなぁというイメージでした・・・。



 女川原子力発電所は9年前のあの日、想定を超える揺れと津波の直撃は受けたものの、当日中に安全停止して無事だったのだけど・・・まるで対岸の火事のように今日もおとなしく鎮座していますね。・・・というより福島の原発事故がかなりのインパクトだったので、東北地方太平洋沖地震の震源に最も近い原発でありながら、その存在を忘れ去られている(?)原発なので、たまにはこちらも思い出してあげてください・・・。(1号機は廃炉。2号機は最近再稼働に必要な検査に合格し、いつでも再稼働できる状態に。3号機の処遇は未定・・・)

【近】新潟遠征から現実に…

 実は24日の夜。新潟/イタリア軒で『小林幸子』さんがトークショーを開いていたらしい・・・。まさかのラスボス降臨!?
 24日の朝、旅館から五徳屋さんへ向かう道中、イタリア軒を通過した際に大きなアドトラックが停車しており、どこかで見たような大物歌手を見たので調べてみたらラスボスだった!
 新型コロナでイベント系自粛が広がる中で、小林さんよく開催決行したなぁと偉大さを感じる・・・
 24日の週から、国内経済が相当荒れている、混乱しているのが実情かなぁと。北海道の感染拡大が止まらず、ついにはイベント関係の自粛要請に、学校施設の休校まで・・・。もう外に出て咳でも出ればコロナに感染したのでは?と思われるようなジト目に、相当神経質な情勢となっています。
 ・・・ただ、イベント関係がすべて中止になったおかげで、個人的には救われている部分もあり、実は急な失業で予算がかなり厳しい状態になっていました。決済に必要な当座の資金もカツカツ状態だったので、コロナショックによるダメージを直撃受けたものの、今のところは踏みとどまっている状態。それでも4月の中旬までの予算は火の車の状態で、外出もハローワーク以外でかけていないという。
 水曜日の失業給付説明会はある意味地獄で、コロナショックの中職安の会議室に50人ぐらい入れたなぁと思いつつ、臨席の方はインバウンドで直撃を受けたのか、販売店の関係者だったっぽく、自分自身も前職は、定年まで働いてもいいよと言われていたので、二度とこの場所に来るとは思っていなかったので、とてもつらい説明会でした。とりあえずは、余分なイベントは参加自粛しつつ、身の回りを整理して、中古屋に売却して・・・の繰り返しで資金ショートを防ぎたい。4月を超えれば、安定はしてくるとは思うので・・・

 でも、新潟の遠征は楽しかったな。
 ・・・初日は無礼講になっちゃったけど、燕三条の某居酒屋の日本酒50種類は最強すぎる・・・。新潟の地酒50種飲めるというのは最大のステータスかなぁ。どれも飲み口がよくて、ジュースのように楽しめるお酒だったのでついつい・・・



 翌日は五徳屋さんでコス撮影をしておりました。AMENESIAのウキョウ君です。本当は旧ホクセイマートの屋上エリアで撮影を考えていたのですが・・・



 ・・・当日はかなりの暴風で一枚も写真は撮れなかった・・・(´・ω・`)
 一応、ウキョウ君の設定はカメラマンなので、それらしい写真が撮れるのかなぁと12月から予約して楽しみにしていたのですが、雪撮影どころか悪天候で断念。おとなしくホクセイマートの中かビルの中、あとは五十嵐邸宅の中の3か所でほそぼそやっていました。五十嵐邸宅はいろいろ改築?されてて、暖房がOKだったのはすごい。あとは痛みがあったので、掃除機導入のご意見とかも伝えたところ、金曜日あたりから実装された感じなので、これからも大切に使っていきたいですね・・・。いつもお世話になっているカメラマンさんで、世間話しながら撮影が進みました。色々と楽しい2泊3日だったと思います。

 ・・・んで、現実に戻るわけですが、とにかく貧乏暇なし。金もなければ時間もない。切れるカードも少ない。貯金もない。のオールないない尽くしではあるのですが、それってどうよ?というご意見も最もで、まさか、整理退職の犠牲になるとは思っていなかった・・・慢心が招いた失業なので、それは受け入れるしかないかな?カメラマンさんから届くデータを見ながらコスの品質を上げつつ、肉体改造するのもいい時期なので。あとは説明会で、今回は職業訓練で受講完了後に国家資格が得られるコースを見つけたので、そちらへチャレンジする旨は関係機関と調整済みなので、それが通れば、冬ぐらいには家を出て自立という方向になるのかな?と思っています。
 元から実家の両親とはうまくコミュニケーションが取れない上、世代間の価値観の相違もひどく、安定して就労できていた4年5か月間はトーンが控えめだったものの、またぶり返して小言を言われる時間も多く、そろそろ決断せねば・・・という思いもあります。それ以外にも理由は多くあるのですが、新しい土地、地域で身を移すという決断を今決めてもいいのかなと。問題は転居費用の関係なのですが、それがクリアされれば、行動もできるけど・・・どうしようかなぁ。急に切られるショックはひどい。

 ・・・暗い話になってしまったけど、今回のコロナショックをチャンスと思い、前に進むしかない。進退とは・・・辞める辞めろ的に使われる言葉ですが、進む事を退くことはできない意味だと思うのです。前に進め。ただそれだけだと思うので。がんばろうと思います。とにかく進むしかないから、がんばります・・・はい・・・(´・ω・`)